【当日のチェックポイント5つ】プロが教える「マンション内覧会」を成功させるテクニック

ABC / PIXTA

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購入した物件の完成お披露目会である「マンション内覧会」。

入居後に、売主と買主の間でトラブルになる事例が多いのは、買主の認識不足もひとつの原因です。

マンション内覧会を成功させるコツをご紹介するこのシリーズ。

第1段は「事前準備のやり方」を、第2段は、「内覧会に持っていく7つ道具」をご紹介しました。

今回は、いよいよ内覧会当日のチェックポイントです。

 

■内覧会のチェックポイント

内覧会で、チェックすべきポイントは、以下の5項目です。

  1. 施工精度
  2. 書類との整合性
  3. 可動状況
  4. 漏水
  5. 仕上げ状況

それぞれ、どのようにチェックしたらいいのか、ご紹介します。

 

■1:特別な道具がなくても大丈夫!「施工精度」をチェックする方法

「施工精度」は、幾つかの要素があります。

1つは、床の傾き。

Graphs / PIXTA

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内覧会時は、スリッパを使うのはやめましょう。靴下で歩きまわって、傾きをチェックしてください。

日頃、平らな場所を歩きなれている私達。足の裏から感じる情報は、わりと正確です。「違和感があるな」、「気持ち悪いな」と感じる時は、およそ許容範囲を超えています。

注意点ですが、建物は工場生産品ではないので、傾き0(ゼロ)を求めてはいけません。あくまで「許容範囲内なのか」を確認します。

「壁の倒れ」は、壁に近づいて、面を部屋の角に向かって見ると、比較的分かりやすいと思います。

寸法は、間取り図に記載された寸法がその通りか、メジャーを使って計測しましょう。

施工精度で気になる点があれば、その場所を指摘して、売主に確認を依頼しましょう。計測器具を使って確認をしてもらえると思います。

 

■2:書類との整合性をチェック

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間取り図に記載されている情報が、現地でその通りになっているか確認します。

以前にご紹介した「書類の準備」で蛍光ペンによるマーキングをした各種機器、内部仕上げ表の記載内容を中心にチェックしましょう。

 

■3:動かせるものは、全部動かす!

Ryusuke Komori / PIXTA

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電気や水、トイレなど、使用できるものは全て使ってチェックしましょう。床暖房や浴室乾燥など、使い方を知る上でも、一度使ってみることが大切です。

建具の可動状況は、使用上勝手も含めて、チェックしましょう。現地調査の原則は「動かせるものは全て動かしてみる」です。

扉などの建具だけでなく、キッチンの戸棚、洗面所の収納など、全て動かして可動確認をしてください。

 

■4:「漏水」は、7つ道具でスミズミまでチェック

漏水は、水廻りの通水確認後、点検口内部を含め、デジタルカメラや手鏡を駆使して、漏水が起きていないか、しっかりチェックしましょう。

普段見づらいところを見るものです。前回、内覧会で持って行きたい7つ道具をご紹介しました、それを参考に準備してみてください。

 

■5:最後に「仕上げ状況」をチェック

ABC / PIXTA

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1〜4までをチェックし終わって、まだ時間があるようだったら「仕上げ状況」もチェックしましょう。

ただし、1〜4のほうが優先順位としては先。汚れやキズなどは、住んでから付いてしまいます。「大きな問題がないか」が内覧会時チェックの優先順位です。

どうしても気になる場合は、旦那さんが上記1から4をチェック、奥さんが5をチェックするなど、夫婦で役割分担を決めてしまうことも1つの方法です。

 

■再チェックは、1度目と違う時間で

内覧会で発見した指摘項目は、売主が用意する「指摘項目一覧表」などに記載を行います。

記載は、売主の担当者が行ってくれる場合と、自分達で書く場合とがあります。記載漏れがないよう、最後にもう1度チェックをしましょう。

内覧会時に出た指摘は補修がされ、後日の再内覧会時にチェックします。

この再内覧会の時間は、内覧会とは違う時間で実施することをお勧めします。太陽の光などの条件が変わると、見え方も変わります。違った条件で再度確認を行いましょう。

また、再内覧会時は、玄関からの動線上の角を中心に確認しましょう。補修を行う業者さんが、角に道具をぶつけることもあるので、補修時にできたキズがないかも、合わせて確認しましょう。

 

マンション内覧会を成功させるテクニックとして、事前の準備から、再内覧会時の注意点までご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?

建築の専門家でなくても確認できることはたくさんあります。事前の準備と調べた情報を駆使して、ぜひ内覧会を成功させてくださいね。