アラフォーカメラマンがゆく!自宅リノベ奮闘記 no.5 「バカに出来ない数%」

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(前回までのあらすじ)

8年前に購入した、都内築39年(昭和51年築)の中古住宅。だいぶボロも目立ってきたし、3人の息子も伸び盛りで部屋も手狭。それに耐震基準だって満たしてない。

助成金制度の条件を満たす耐震工事と、リノベを両方やってくれ、それでいて自分たちの希望を満たす工務店。

1回目の面談で要望を伝えた僕たちは、ここから「見積書」との戦いがはじまる……。

 

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■いよいよ、第1回目のプランが提出される

6月上旬に、間取りや、家の傷み具合の確認のために、「スタイル工房」の方が我が家を訪ねてきました。そして3週間後の7月上旬、第2回目の訪問。

この日はいよいよプランが上がってくることになっていました。

「どんな案が出てくるのだろう……」と妻も僕もドキドキ。

前回の打ち合わせで希望していたのは、以下の4つ。

  • 現在1階にあるキッチンとリビングを、2階にもっていくこと。
  • 子どもたちが学校から帰ってきたら、必ず親と顔を合わせてから自室に行くような導線にすること。
  • 風通しの良い、明るいリビングにすること。
  • 家の中に陰影があること。
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温かみのある手描きのパースと図面

僕たちの前に置かれた、「遠藤様邸 戸建改修工事 ご提案書」と大きく書かれた15ページほどのファイル。

1階が僕の仕事部屋と夫婦の寝室、2階にLDK。そしてロフトに子どもたちの寝室。狭いスペースの中に、こちらの希望が反映された内容になっているのは、「さすが」の一言。

そして、気づいてしまったのです。

玄関に「ペレットストーブ」がさりげなく描き込まれていることに。

僕が以前の訪問で気になった「ペレットストーブ」

僕が以前の訪問で気になった「ペレットストーブ」

「あくまでもオプションのご提案ですが、前回ペレットストーブに関心を持たれたようなので、設置してはいかがでしょう? 1階の階段脇に置くと、2階のLDKまで十分に暖まりますよ。」

うーん、ちょっとした会話のニュアンスから汲み取る“心にくい提案”に、思わず前のめりになってしまいます。

妻もプラン全体に満足しているようです。

 

■しかし、予算は……

色々と夢は膨らみ、会話が弾みますが、やはり気になるのは金額……。

先方もさすがプレゼンのやり方を練っていて、提案書には金額が書かれていません(笑)。

話がひと段落したところで、見積書の提示。開いてみると、こちらの想定していた金額よりも高めです。

ロフト新設と階段架け替え、1階屋根と2階ベランダの傷みが激しいので交換など、1つ1つの項目を足していくと、やはり金額は予算オーバー。

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工事契約に至るまでに出していただいた見積書は計6回。

 

■バカにできない!設計料、現場管理費、そして消費税……。

家に帰って見積書をよく読むと、工事費に対して「設計料」と「現場管理費」というものがかかってきます。

さらに、それら合計に対して消費税8%の表記……。

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高校2年生の息子も横から覗き込んできて、「このレベルになると、消費税だけですごい金額になるね」とびっくりの様子。

プラン自体の方向性は維持しつつ、金額を抑えたプランを出していただくことで次回の面談になりました。

リノベーションのプランニングと工事を一体で請け負うスタイル工房のような工務店では、一般的に工事費に対して設計料と現場管理費が11~12%かかってくるそうです。

もちろん、この数字は工務店によってまちまちですので一概に言えませんが、例えば、工事費用が1,000万円の場合、設計料・現場管理費に110万円~120万円、消費税が約89万円で、合計約1,200万円になります。

また総額予算を1,000万円として考えていた場合、設計料・現場管理費が約91万円、消費税が約74万円で、工事費に充てられるのは約835万円となりますので、決してバカにできない金額です。

 

実は、工務店や設計事務所のHP、雑誌などで紹介されている施工事例の金額は、表示がまちまちで統一されていません。

工事代金だけのケース、設計料・現場管理費込みのケース、さらに消費税込みのケースの3つがあります。表示があいまいな場合は必ず問い合わせをしましょう。

工事費のみが表示されている場合は、20%を上乗せして計算すると、大体の実際想定金額が想像しやすります。目安の1つにしてみてくださいね。

 

さて、火蓋が切って落とされた見積書との戦い。しかし「中古戸建の思わぬ落とし穴」が見つかったのです……。

それはまた次回に。

 

 

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no.6「戸建てリノベは怖ろしい?」

 

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no.1「そうだ、リノベしよう」