アラフォーカメラマンがゆく!自宅リノベ奮闘記 no.8「見積書との戦いラウンド2」

 

(前回までのあらすじ)

8年前に購入した、都内築39年(昭和51年築)の中古戸建てをリノベしようと、奮闘する僕たち一家。耐震工事で区からの助成金を活かしつつ、自分たちらしい我が家を目指しています。

耐震調査を経て、出てきた第1回目の見積もりは予算オーバー……。

“見積もりとの戦い”、第2ラウンドが始まります!ファイッ!

 

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■何を諦めるか、何を残すか……?

第1回目の見積もりは、金額がこちらの想定していたものよりも高く、呆気無く敗退。

そこでスタイル工房から、ダウンサイズした2回目のプラン提案をいただきました。

前回のプランを生かした「2階LDK」案、そして「1階をLDK」とした新しい案の、ふたつです。

このように2案を出してくれるのは、(スタイル工房ではプランナーによるそうですが)相談に訪れた人が迷っていたり、予算が厳しい場合に、様子を見ながら対応してくださるそう。

我が家はまさに後者……。

我が家が、見積もり前に希望として出していたのは以下の4つ。

  • 現在1階にあるキッチンとリビングを、2階にもっていくこと。
  • 子どもたちが学校から帰ってきたら、必ず親と顔を合わせてから自室に行くような導線にすること。
  • 風通しの良い、明るいリビングにすること。
  • 家の中に陰影があること。

そう。「LDKを1階に持ってくる」という案は、自分たちの希望とは離れたもの。

なんとか「2階LDK」案でお願いできないかと、何度も打合せを重ね、使用する建材のグレードを下げたり、壁塗り・タイル張りはDIYで……と、色々詰めていっても、こちらの希望する金額にまで下がってくれない!

……結局、契約ギリギリのところで2階LDK案をあきらめ、「1階LDK」案への変更をお願いしました。

 

■「窓枠」だってこだわりたい!

間取りが決まったからにはすんなり行ったかというと、実はここからがまた長かった(笑)。

想定もしていなかった難問のひとつが「窓」。

僕たちの最初の希望は、「両開きの古い木枠窓を、家のシンボルとして路地に面した東側に入れたい」というもの。

「こんな窓を入れたいんですが……」とプランナーの鈴木さんに伝えると「意外に昭和メルヘンですね」と笑っています。

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こんな窓や

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こんな窓が憧れだったのですが……。

ちょっと色あせたパステル調ペイントの古い両開き窓は、まるで「フランダースの犬」や「アルプスの少女ハイジ」の中に登場する窓の様で、雰囲気あると思いませんか?

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こちらはアジアの水上生活者のお宅。窓に色が塗られているだけで、家の雰囲気がグッと良くなりおしゃれ……?

もっとも、朝起きて窓を勢い良く開けても、目の前に広がっているのは、草原でも雪に覆われた山々でもなく、東京の狭い空と、住宅密集地なのですが。

 

■なら……「木製サッシ」はどうだッ!?

「両開きのアンティーク木枠窓を入れたい」という僕たちの希望。

「これは通るでしょ!」と、すんなりと話が進むかと思いきや、「古い木枠窓は、雨や冷気が吹き込むだけでなく、長い年月のうちに枠と壁とのつなぎ目から雨が染み込み、家が傷むのでおすすめできません」と諭されてしまいました(泣)。

じゃぁ、見た目だけでも近づけたい……と、「温かみを感じる“木製サッシ”を、家の窓全てに入れたい」と言うも、スタイル工房ではこれまで取り扱った事例がなく、大手窓メーカーからも商品化されていないとのこと。

自分たちでネットで探してみたものの、見積り依頼をすると、た……高いーッ……!!

取り付け料が別途かかってくることも考え、泣く泣くこれも諦めることに。

リノベーションって、なんでも思った通りになるとは限らないんですね……。

 

■「窓の断熱効果」をあなどるなかれ!

金額面で折り合わないことから、結果として、大手窓メーカーのアルミサッシを入れることに。

鈴木さんからは「せっかくリノベーションするからには、冬に温かい家に住んでほしいのです。断熱は大切です!」と何度も言われ、1階LDKはペアガラスを入れることに(2階は予算の都合で既存のまま)。

打合せ中は「ペアガラスや壁の断熱材で、そんなに冬の過ごしやすさが違ってくるの? 冬は寒くて当たり前じゃないの?」と、いまひとつピンと来ませんでした。

僕も妻も、生まれてからこれまで住んできた家の窓は、どれもガラス1枚。冬の結露は当たり前。

築40年の戸建て住宅に住んでいると、悲しいことに“冬の寒さ”と“すきま風”に慣れてしまって(笑)、それが当たり前だったんです。

しかし、「夏に屋外からの暑さが伝わってくる」1番の場所が、窓。「冬に室内の温かさを奪う」1番の場所も、やはり窓なのだそう(※)。

ペアガラスにしたことで、冬の寒さが少しは違ってくるはず。

しかし実は、木製サッシはアルミよりも、さらに家の断熱に優れているのだそうですよ! アルミは熱伝導率が高く、外の気温をダイレクトに室内に持ち込んでしまうからです(※)。

見た目も良く、断熱にも優れているなんて「木製サッシ」は優れモノなんですね。手ごろな値段の木製サッシを商品化してくれるメーカーさんが、見つからないかなぁ……。

誰か、知っていたら教えて下さい。

 

「見積もりとの戦い」第2ラウンドも、自分たちが折り合いをつける形で、なんとか終決。

しかし、“戦う相手”は見積書だけじゃなかったんですね。それはまたおいおい……。

 

 

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no.9「業者現調!職人さんが下見にやってきた」

 

>>1話から読む

no.1「そうだ、リノベしよう」

 

【参考】

ケンプラッツ「低い断熱性なぜ放置、世界に遅れる「窓」後進国ニッポン」