組み方は慎重に!共働き夫婦の「住宅ローン」に潜む落とし穴2つ

yokotaro / PIXTA

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最近は、共働きの家庭が多いですよね。

住宅ローン減税の後押しもあり、「夫だけの収入じゃ無理だけど、夫婦の収入なら……」と夢のマイホームを考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実は共働き夫婦が住宅を購入するには、気を付けなきゃいけないことがあるってこと……知っていましたか? 住宅ローンの組み方によっては、思わぬリスクを伴うのです。

そこで今回は、共働き夫婦の住宅ローンの組み方と共同購入のリスクについて、女性の素敵なマネーライフを提案するサイト「WomanMoney」よりお伝えします。

 

■共働き夫婦の住宅ローンの組み方

住宅を購入する方のほとんどは、“住宅ローン”を組みますよね。

共働き夫婦では、収入源が“2つ”あるので、夫(もしくは妻)だけが働いている家庭とは異なり、住宅ローンの組み方に3つのパターンがあります。

 

[パターン1]夫(もしくは妻)が単独でローンを組む

この場合、一方の収入でローンを組むので、借入できる金額は二人でローンを組む場合より少なくなります。

妻を連帯保証人として、夫婦の収入を合算して借入金額を計算する方法もありますが、住宅ローン控除はローンを組んだ債務者のみ受けることができるので、夫婦でローン返済をしていてもローン控除は1人分になってしまいます。

 

[パターン2]夫婦が別々にローンを組む

この場合、夫婦それぞれの収入で借入額を計算するので、購入する物件の幅も広がります。

住宅ローン控除も2人分受けることができます。ただし、ローンを組むための手数料などの費用も、2人分かかってしまいます。

 

[パターン3]夫婦が連帯債務でローンを組む

連帯債務とは、夫婦で住宅ローンの負担割合を決め、それぞれの負担割合に応じて、返済することを言います。

この場合も、パターン2同様、借入金額を増やすことができますし、住宅ローン控除も所有権の持ち分割合に応じて、夫婦で受けることができます。

ただ、債務を夫婦共同で返済する場合、所有権登記の持ち分割合とローンの負担割合とが異なっている場合、贈与税が課税されてしまうことがありますので注意が必要です。

 

■夫婦共同で購入するリスクとは?

夫婦共同での住宅購入は、購入できる物件の幅が広くなるなどメリットもあります。

しかし、ライフイベントによっては、家庭を苦しめる結果になることもあるのです。

 

(1)妻の収入が無くなってしまったら……?

共同購入の場合、二人分の収入を見込んでローンを組んでいるので、当然、月々の返済金額も大きくなっています。

そのため、子どもができたりして、妻が仕事を辞めることになり、収入が無くなってしまうと、家計が途端に苦しくなって、返済方法の変更などを考えなくてはいけなくなります。

また、妻の代わりに夫が妻の分のローンを返済すると、贈与税の対象になってしまう場合もあるのです。

 

 (2)夫婦どちらか一方が亡くなってしまったら……?

上記の[パターン2]の場合、仮に夫が亡くなったら、住宅ローンの残債は団体信用生命保険により遺族の住宅ローンの支払いは全額免除されますので、夫の分のローンは返済しなくて良くなります。

しかし、妻のローンはそのまま残りますので、返済しなくてはいけません。

[パターン3]の場合、団体信用生命保険の中には、夫婦2人で加入できる保険があり、夫婦のどちらか一方が亡くなると、住宅ローンの残債は全額免除され、遺族は住宅ローンを返済する必要がなくなります。

 

いかがでしたか?

今回は共働き夫婦の住宅購入についてお伝えしました。

住宅ローンを組む時には、今ある収入だけではなく、将来のライフプランや様々なリスクも一緒に考えながら組むようにしましょうね。

 

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(著者プロフィール)

葛西晶子・・・会計事務所勤務中に、マネーの相談を受けるようになり、マネー全般の知識が学べるFPの勉強を始める。子育てと仕事、FPの勉強を両立させながら、CFP(R)を取得。現在は、川崎の武蔵小杉を拠点にし、ファイナンシャルプランナーとして、家計や保険の見直し、リタイヤ後の相談、税金対策など、幅広い相談を受けている。女性のためのマネーセミナーの講師としても活躍中。私生活では2児の母。