イマドキの「マルチタイプ」学習机が陥りがちな、1つの落とし穴とは?

 

もうすぐ新生活。

お子さんが入学をひかえ、学習机などを購入予定の人も多いのではないでしょうか。

最近の学習机は、今の日本の住まい事情を反映している影響もあり、1つであらゆる使い方やバリエーションができる“マルチタイプ”をコンセプトにしている傾向が多いように感じられます。

でも、実際のところ、マルチタイプの学習机は、配置の仕方も限られてしまうのが現状なんですよ。

そこで今回は、先輩ママが選ぶ「成長してからも長く使える、学習机を選ぶポイント」をご紹介しましょう。

 

■最近の学習机の特徴1:年齢を重ねても使えるデザインとエコ

毎年11月〜2月あたりになると、学習机のCMなども目にすることかと思います。

またこの時期は、インテリアショップやデパートなどの売り場でも学習机のディスプレイが並び、これから小学生になる子どもたちの想像もふくらむことでしょう。

シンプルで機能的なデザインが今どきの学習机のポイント

シンプルで機能的なデザインが今どきの学習机のポイント

中1と小5の2人の子どもがいる筆者のわたしも、学習机を求めにいくつかのショップへ足を運びました。

最近の学習机の傾向としては、子どもの学齢が上がってもしっくりするデザインも多く、全体的に”子どもっぽさ”を控えめにしたデザインに仕上がっているものが多いように感じられます。

また、素材にも重点を置いたものも多く、人体にダメージが少ない塗料や原材料を選び、エコで優しい作りも特徴的です。

 

■最近の学習机の特徴2:とにかくなんでも「動く」

わたし達が子どもの頃(1980〜90年代)の学習机は、机の上部に教科書を並べる本棚、下部に引き出しといった形で、一度設置したら「固定」するタイプが大半でした。

引き出しの脚部がキャスターになっているので、掃除がしやすい!

引き出しの脚部がキャスターになっているので、掃除がしやすい!

この20年で学習机も”進化”し、今では、引き出しの脚もキャスター式が一般的。

本棚スペースの配置も、上部だけでなく、横に配置したり、組み合わせたり……と、様々なアレンジができるようになっています。

そう、これが、今回言及したい“マルチタイプ”の学習机です。

一見、可変性が高く、子どもの成長に合わせて使い勝手の良い学習机に見えます。

 

■マルチに使えるはずが……実際の使い方はワンパターン

このように、最近の学習机は購入する側のニーズに応えたものになっていますが、実際、使ってみたところ、配置もワンパターンになりがち。

その理由の1つが、日本の住まい環境です。

カタログやサイトには「適度に陽が差し込んだ、広々した子ども部屋」をテーマにしたルームコーディネートがずらりと掲載されていますが、わたし達にとっては、それは一種の“理想(妄想)”の世界。

実際、日本の住まいの環境は、家自体がコンパクト。

小さな間取りの中で、窓やベッドなどの大きな家具の配置との兼ね合いを考えると……、学習机のパーツを一旦外して、大胆なアレンジをしたくても、なかなか実現できないのが現状です。

 

■パーツの入れ替えが大変すぎる……!

また、最近の学習机は地震が起きても耐えやすいように、本体が頑丈で重い造りになっています。

その上、学習机には、教科書や勉強道具など大量の物が収納されており、学習机パーツの配置を変えるとなると、それらの物を一時的に空っぽにしなくてはなりません。

実際我が家も、家を新築して引っ越した際、学習机のアレンジコーディネートを思い浮かべたものの、間取りや窓・壁との兼ね合い、それにパーツの取り外しと設置の大変さに、大掛かりな配置替えを断念した経験が。

一部を上品な差し色にすると、また違った楽しみも!

一部を上品な差し色にすると、また違った楽しみも!

 

今どきの学習机は、子どもの成長に合わせて高さ調整ができたり、LEDライトも完備……など、機能性はかなり優れています。

可変性ばかりに目を取られてしまうと、「意外とそんなにそのメリットを活かせなかった……」ということも少なくありません。

みなさんも購入する時は、「これだけ動くんだから、なんとかなるだろう」ではなく、自分たちの住まいの環境(特に日当たり)と、勉強机の環境などを考えてから、購入へ踏み切ることをオススメします。

実際に、学習机を購入した友達などにリアルな声をサーチすることも大切です。

長く使うだけでなく、子どもの生活環境を大きく左右する学習机ですから、納得できるものを購入したいものですね。