大学研究で判明!足元が冷たい…「部屋の温度差」が高血圧をまねく

smiling little girl with big fan at home

足元はひんやりしてるのに、頭はぼーっとのぼせたようになってしまう……。そんな経験ありますよね。

冬はもちろんのこと、夏でもクーラーの冷たい空気が下のほうにたまって、部屋の天井付近と足元ではかなり気温差があるもの。

実は、これがあまり健康に良くないって知っていましたか?

 

■足元と頭付近では、「最大10℃」も温度差が!

従来でも、室温と血圧に関しては多くの研究がなされてきました。しかし、“部屋の温度”というと床から1mのところを測るのが一般的。

オムロンヘルスケア株式会社とOMソーラー株式会社が、慶應義塾大学 理工学部、自治医科大学 循環器内科学部門と共同で行った調査では、床から0.1m(足元)、1.1m(着席時の頭の高さ)、1.7m(起立時の頭の高さ)の室温に分けて、血圧の因果関係を調べたそう。

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すると、断熱性能の高い住宅では床上1.1mと床上0.1mの温度差が1℃程度と小さいのに対して、断熱性能が低い住宅では床上1.1mの室温が20℃と暖かくても、足元付近の室温は10℃と低温の住宅があるなど、最大で10℃の温度差が見られることがわかったのです。

 

■気温差の激しさは「血圧の高さ」にも

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さらには、断熱性能が低い住宅の居住者(50歳以上)の平均血圧が128.8mmHgだったのに対して、断熱性能が高い住宅の居住者(50歳以上)の平均血圧は121.0mmHg。

この調査は11月〜2月と気温の低い時期に行われたため、外気からの断熱がすぐれている住宅ほど、部屋の上下で気温差が低く、それが血圧にも影響しているそう。

 

これからの時期は、クーラーなどで部屋を冷やすことも多くなりますよね。強いクーラーの冷気で足元はキンキンに冷えてしまう……という女性も少なくありません。

そんな時は、サーキュレーターを使って空気を循環させ、室温を一定にするなど、部屋の上下で寒暖差をなくすことが大切ですよ。

 

【参考】

※ 室温が家庭血圧に与える影響についての実証調査 – オムロンヘルスケア株式会社