北欧フィンランドの「セルフリノベ」ってどんな感じ?お邪魔してみました

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筆者の住む雪国フィンランドは、冬の間の引っ越しは大仕事。

そんな時期に、引っ越し作業を全て自分達と友達のみでやり遂げて、新居を自分達でリノベーションしながら新生活を始めたご家族がいます。

「まだ、荷物の入った箱が開封されていないままあちらこちらに置いてあるけれど、遊びにいらっしゃいな!」ということで新居にお邪魔してきました。

北欧フィンランドのリノベーション住宅ってどんな感じなのでしょう?

 

■「古いもの・新しいもの」のバランスの良さ

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訪問先はヘルシンキ市内。

御宅からちょっと歩けば海もあり、夏になれば野生のベリー積み、秋になればキノコ狩りもできる森に包まれた穏やかなエリアです。

この家が建てられたのは、なんと1940年。もう70年以上も前です。

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印象的なのは、アーチ状にはめられた窓。

窓ガラスのフレームは、程良く陽に焼けていて良い色合い。

気密性は現代の物には劣るものの、「窓枠の隙間から空気が若干出入りしたほうが、家が呼吸できて良い」と、古いフレームをあえて新品に取り替えずに、大切に使うのだそう。

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「フリーマーケットが大好き!」と言う彼女。

フリーマーケットに並ぶ、星の数ほどある品々の中から、キラリと光る素敵な物を見つけるのが大のお得意。

彼女が厳選したそれらの品々は、乱雑に置かれていたとしても、そして生活感満々の中でも、どれも味があって、とっても素敵。

古い物と新しい物が喧嘩せずにうまく交わり合って、とても落ち着いた雰囲気の素敵な空間です。

 

■冬が長くて寒いフィンランド、家を暖かくするのは重要なポイント

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厳しい寒さのフィンランドですから、暖房システムは欠かせません。

オイルヒーティングから、フィンランドで最近注目されている、地中熱を活かしたヒーティングシステムに。キッチンの床板は全て剥がして、床暖房のタイル床にしてあるそう。

暖炉も欠かせず、家には3つもの暖炉があります。そのため、外が寒くても家の中は暖か。

 

■リノベーションは終わらない!

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自分たちでコツコツと好みの部屋を作っていくのが、彼女流のリノベーション。

ようやくキッチンの床板を貼り変え、キッチン設備や棚の設置が完了したそう。

リビングに新しく貼られたバタフライ模様の壁紙も自分達で貼り、子供部屋のペンキも自分達で塗り替えました。

バスルームのタイルを取り除き、古い便座を新しくしたものの、どんな床や壁にしたいのか定まってないので情報を集めてイメージを膨らましている際中。

「2階の壁もぶち抜きたいし、キッチンの棚も完成させたいし……。その前に引っ越し荷物の整理をしないと……」と話しながら、剥がして不要になった床板を暖炉に薪として投げ入れる彼女。

まだまだ新居は整っていない状態でやる事がいっぱいだけれど、焦らず、ゆっくりとリノベーション計画を楽しんでいる様子です。

 

出来上がってから住むのではなく、住みながら少しずつ家を完成させていくスタイルのリノベーション。この家も、時間をかけて素敵に完成させるのでしょう。

次回訪問する時は、どこがどう変わっているのか楽しみです。