どうしてそうなった?【おもしろ外観の家シリーズ】no.1「格子」で囲まれた家

街を歩いていると、思わず立ち止まって、じっくり眺めたくなる個性的な建物に出会うことがあります。

形、色、素材……。気になる理由はさまざま。

気になった建物が住宅だったら、「住まい手は、いったいどんな人?」と想像するだけでなんだかワクワクしてきますよね。

そんなわけで、決めちゃいました! 『おもしろ外観の家』をシリーズ化してみようと思います。

第1弾にご紹介するのは、ちょっとびっくり「格子の家」です!

 

■「格子」に囲まれた家

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その名のとおり、なんと美しい木組みの格子がぐるりと家を取り囲んでいます!

住まい手は、代々農家を営んでいるご家族。「格子の家」は二世帯住宅として設計されたそう。

家を建てたいと考えてから完成に至るまでにかかった月日は、なんと10年! ご家族の思い入れが伺えます。

 

■「機能が形にあらわれ「格子」になった!

ところで、なぜ格子なのでしょう?

もともとこの地域の農家の家々では、軒先に干し柿を干すという習慣があったそう。

長い間継承されてきたなじみの風景を残そうと、干し柿や野菜をつるせる格子を、この家の象徴にしたのです。

実際に格子は、ご家族によって活用されています。この個性的な外観は、建物の存在を主張するためではなくて、機能をそのまま形に表した結果だったのです。

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格子があることで、外観に力強さと、リズムが生まれてきます。

 

■「格子」が魅せる、美しい風景

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屋内にいると、格子によって守られるような安心感が。格子は、光と風を通すので解放感もしっかりあります。

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一方、内部から漏れる光を、外部に美しく見せる効果も。

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いちばん最初にご紹介した写真右側の窓を、内部から写したものがこちら。

花頭窓(かとうまど)といって、寺社や城郭に見られるもの。窓枠の頭部は火炎の形を模しています。

 

最後にすこしだけ、居心地いい内部空間をご紹介。

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リビング

 

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バス

 

いかがでしたか?

今後も『おもしろ外観の家』をどんどん紹介していく予定なので、ぜひお楽しみに!

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住まいのことに興味がある方は「住まいの設計」もチェックしてみてくださいね。

 

<設計データ>
設計・施工/Life stlye工房
主要用途/住宅
工法/木造在来工法
規模/2階
敷地面積/669.86平米
床面積/1F 108.23平米 2F122.76平米

 

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