20人だって呼べちゃう!「ホームパーティー」しやすいキッチンアイディア【住まいの設計archive】

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家族ができると、なかなか独身時代のように外で食事が難しくなるものですよね。

とくに、小さな子どもがいる間は、お出かけも一苦労。

だからこそ、友達とのだんらんは専ら、自宅でのホームパーティーを……と考えている人も多いのではないでしょうか。

しかし、ホームパーティーは、楽しい反面、準備も大変。

ホストもゲストも、楽しく作りながら、楽しく食べ、話し、笑える空間があると、良いですよね。

そこで今回は、「仲間とのごはん会を開きやすい家」をテーマに家づくりをした、Mさんご夫妻のこだわりのお家を覗いてみることにしました。

 

■何人だって呼べる!ホームパーティー好きが作ったLDK

「仲間とのごはん会が開きやすく、家族がいつもリビングにいる家、それが要望でした。」

そう話すMさん夫妻。

夫妻ともに、人が好き、料理も食べるのも好きで、近所や保育園の親仲間の集いはもちろんのこと、時には「オヤジ会」を開くほどの、“ホームパーティー”好き。

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家の主役は、テーブル一体型のアイランドキッチン。LDの床をそのままベンチにすることで、“定員のない”DKに。

「床座は詰めればいいの。何人でも座れるよ!」

竣工時は、なんと20人もの友人たちが集まったそう!

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2列配置のキッチンは、導線がコンパクトになる上に、つくる人が変わりやすいのもメリット。

長いアイランドの設備はシンクだけで火がないので、子どもが座っていても安全です。

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反対に、壁付け側のキッチンは、ワークトップをコンクリート製にして、傷や汚れを気にせず使えます。

「かなり早い段階から計画し、建物の基礎と一体化させて作りました。」と設計士が振り返るほど、このキッチンは優先順位が高いことが伺えます。

表面が冷たいので、パン作りにも最適なんだそう。

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ゲストを呼ぶ上で気になる“生活感”も、フラットな収まりの壁面収納で回避しています。

 

■小さく見えるけど、広々!外と中をゆるやかにつなぐ

この家の魅力は、キッチンだけではありません。

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道路から敷地の奥ギリギリまで後退して建てられたM邸。引き込んで建てることで庭をゆったりと確保し、車を置いても子どもが遊べるように。

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また、前面がV字型にカットされたような形状になっていることで、広々としたテラスも道路に対し斜めを向く形に。

こうすることで、正面を向かないため、ほどよく周辺からの視線が遮られ、守られながらも繋がっていると感じられる空間が出来上がったそう。

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アプローチを進むと、玄関と、先ほどのキッチンに続く作業土間へ続きます。

外からは小さい家のように見えるものの、1階には間仕切りがなく、さらに土間の引き戸を開放すれば、内外は一体に。

開放的で、より広がりを感じる空間になる仕組み。

その他にも、外壁の塗装材を内壁にも一部使うことで、外と内の一体感アップさせるなど、工夫が随所に光ります。

 

「宿題も食卓。夜寝るまで、何だかんだ全員1階のLDKにいるんです」と話すMさん夫妻。

魅力的なキッチンは、ゲストだけでなく、家族の笑顔も引き出すようですね。

細部にまでこだわったM邸の秘密についてもっと詳しく知りたい方は、「住まいの設計」もチェックしてみてくださいね。

 

撮影/中村風詩人
設計/西久保毅人(ニコ設計室)
施工/ティエイチモリオカ