電力自由化にHEMSを導入して電気量を見える化!【くらし事典】

住まいは、毎日の暮らしの中心の場所。

私たちの暮らしには、様々な言葉があります。

中には、パッと聞いただけでは分からない難解なものや、聞いたことがあるけれど、意味はよく分からないものもありますよね。

暮らしにまつわる多種多様な用語を解説していくこの【くらし事典】では、そういった「分かっているようで分かっていない、気になるあのワード」にスポットを当てて、分かりやすく解説していきます。

 

■今日の気になるワードは……「HEMS(ヘムス)」

HAKU/PIXTA

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皆さんは、この「HEMS(ヘムス)」という言葉をご存知でしょうか?

これは、「Home Energy Management System(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)」の略語です。

家庭内の分電盤などにセンサーを取り付け、どの部屋でどれだけの電力が使われているかを画面表示するシステムで、家庭で使う電力の一括管理を行ってくれます。

現在急速に普及しているスマートハウスの中核を担うシステムでもあります。

 

■電力自由化のカギになるシステム

家庭の消費電力の「見える化」と、家電の「自動制御」を可能にするシステムとして熱い注目を浴びている「HEMS(ヘムス)」ですが、一方で、電力自由化のカギを握るとも言われています。

電力自由化により私達が電力会社を選べるようになる最大のメリットは、電力料金のメニューを自由に選択できることにあります。

自由化後は、既存の電力会社だけでなく、新たに参入してくる電力会社を含め、電力料金のメニューは飛躍的に増え、より複雑化すると予想されます。

そうなると、どれが自分達の暮らしに合った料金メニューなのか分からなくなりますよね。

しかし、「HEMS(ヘムス)」を導入していれば、各家庭の消費電力量を一括管理し、分かりやすい形で可視化してくれるので、自分達が普段の生活でどれだけの電力を使っているのか、簡単に把握できます。

よって、自分達のライフスタイルにあった料金メニューを選択することができるようになるというわけです。

 

現在、経済産業省は、省エネ社会を目指し、2030年までに全ての住宅の「HEMS(ヘムス)」設置を実現しようとしています。

電力自由化で電気代を見直そうと考えている方は、「HEMS」の活用を考えてみてもいいかもしれません。

 

【参考】

エネルギー基本計画について – 経済産業省資源エネルギー庁(PDF)