丁寧な手順付き!クオリティを左右する、リメ缶「アンティーク風ペイント術」をマスターしよう!

 

使い終わった空き缶に色を塗ったり、ラベルを貼ったりして作る「リメイク缶」。

通称「リメ缶」と呼ばれるこちらのハンドメイド雑貨ですが、「塗って貼るだけ」という作り方の容易さと実用性の高さで今、女性の間で大人気のリメイク雑貨です。

そんな誰でも手軽に作れるリメ缶ですが、逆に簡単に作れるからこそ、作り方によってはチープな出来映えになってしまうこともあるところが、実は1番難しいところ。

その最大の難関である“出来映え”を左右するのは、なんといっても「ペイント」です。

缶をいかにうまく塗ることができるかによって、そのクオリティーは驚くほど変わってきます。

そこで今回は、リメ缶作りのポイントともいえる「ペイント術」を、実際にリメ缶を作りながら詳しくご紹介してみたいと思います!

 

■これが「アンティーク風ペイント術」!

こちらが今回作るリメ缶です。

随所に錆の入ったアンティークな雰囲気が漂うリメ缶ですが、本体はもちろんのこと、錆や汚れといった細かい部分まで実は全てペイントだけで表現しています。

筆一本で全てを表現するペイント法、それが今回ご紹介する「アンティーク風ペイント術」です!

このペイント法をマスターすれば、どんなものでもたちまちアンティーク雑貨に生まれ変わらせることができます。

では、早速その「ペイント術」を見ていきましょう!

 

■塗装の基本である「下地」を作る

今回作るリメ缶の材料となるのがこちらの空き缶。

この缶を使って、これからリメ缶を作ってみたいと思います。

まず最初に塗るのは、お馴染みのこちらの下地剤、「マルチプライマー」です。

このマルチプライマーは、塗料の密着性を高めるために使う下地剤。

今回使う「空き缶」のような、塗料が定着しにくい材料を使う場合は、先にこれを塗って、あらかじめめしっかりした下地を作っておくことが大切です。

この後、マルチプライマーが完全に乾くまで待ちます。

 

■下地ができたら塗料を使って色を塗る

マルチプライマーが完全に乾いたら、いよいよ実際に色を塗っていきます。

好みの色の水性塗料と刷毛を使って、缶全体をムラ無く塗っていきます。缶の外側だけでなく、内側までしっかりと塗っておくのがポイントです。

ここまででベースの塗装は完了です。この後、しっかりと塗料を乾かします。

 

■錆加工を施す(アンティーク風ペイントテクニックその1)

ベースの塗料が完全に乾いたら、錆の質感をペイントで入れていきます。

ここからが、アンティーク風ペイント術の最もキモになるテクニック。

ここで使うのは茶色の「アクリル絵の具」と、筆毛がやや硬めの「平筆」。

「錆」を表現するために使う塗料は、ベース塗りで使った水性塗料ではなく、アクリル絵の具を使います。

アクリル絵の具は水性塗料と違って粘りがあるため、こういった擦れた風合いを再現するペイント加工を施す場合、使いやすいのです。

そのアクリル絵の具を平筆の先にごく少量付け、ポンポンと筆先で軽く叩くようなイメージで塗っていきます。

実際に錆がつきそうな缶の縁周りを中心に塗っていくと、自然な風合いに仕上げることができます。

 

■さらに自然な錆加工を施す(アンティーク風ペイントテクニックその2)

スポンジにごく少量のアクリル絵の具を付け、平筆のときと同じように錆加工を施します。

先程の平筆による錆ペイントより、さらに広範囲をより自然な感じで薄く着色したい場合は、筆ではなくこのような目の細かい「スポンジ」を使います。

全体を見回して自然な風合いで錆が入ったように仕上がったら、錆加工は完了です。

 

■汚れ加工を施す(アンティーク風ペイントテクニックその3)

錆加工が終わったら、よりアンティークな質感を出すために「汚れ加工」を施します。

ここで使うのはなんと「ビニール手袋」!

ビニール手袋に、白やグレー(ホコリや傷に似せた色)のアクリル絵の具を少量付け、指で擦り合わせて、手袋全体に馴染ませます。

手袋のアクリル絵の具が少し乾きそうな頃合いになったら、手袋をしたままやさしく缶を手に取り、「触る」ことによって塗料をランダムに乗せていきます。

こうすることにより、筆塗りでは表現することが難しい自然なホコリ感や、傷っぽい擦れ跡を付けることができます。

これで、アンティーク加工も含めた全ての塗装が完了です。

 

■ラベルや転写シールを貼る

最後に好みのラベルや転写シールなどを缶に貼って、缶に表情をつけます。

貼るものは、ラベルでも転写シールでも何でもいいのですが、ここまでで塗り上げた「アンティーク風ペイント」の質感を活かしたい場合は、モノトーンであっさりとしたものを選ぶのがポイント。

缶全体が表現しているアンティーク感を妨げることなく、その質感と色合いをより引き立ててくれます。

これでついにアンティーク感漂うリメ缶の完成です!

 

■リメ缶を実際に使ってみよう!使用例6つ

缶の中に観葉植物を入れ、ガーデンポットとして使ってみました。

材料が「空き缶」ですので水にも錆にも強く、ガーデンポットとして問題なく使うことができます。

市販の商品には決して出せない、こんなに素敵でオリジナリティー溢れるガーデンポットが簡単に作れます!

他にも、水や錆に強いという缶の特性を活かせば、こんなフラワーポットにも!

缶に直接水を入れても大丈夫なので、幅広く応用できるのもリメ缶ならではのポイントです。

次にご紹介するのがこちらのツールスタンド。ペンスタンドとしても活躍しそうですね!

おしゃれで色鮮やかなツールスタンドがあれば、無機質なデスク周りやアトリエ周りが華やかなスペースになること間違いなしです。

さらに応用編としてご紹介するのが、こちらのキャンドルホルダー。

元は「サバ缶」だったものですが、中にロウを溶かし入れて作ってみました。

これも、素材が金属である「空き缶」を使っているからこそ作れる、リメ缶ならではの作品です。

これまでにご紹介した実用例以外にも、リメ缶に穴を開け、麻紐を通して吊せば、可愛いハンギングポットを作ることだってできちゃいます。

インテリアアイテムとして使える、一風変わったこんな使い方もおもしろいですね。

最後にご紹介するのがこちら。

実はこれ、全て使い終わったペンキの空き缶なんです。

リメ缶作りに使うペンキの空き缶さえも、捨てることなくリメイクできるのが「リメ缶」。

ただ置いておくだけでも立派なインテリアグッズとして十分使えますね!

いかがでしたでしょうか?

手軽で簡単に作れて、実用性や応用性の高い人気の「リメ缶」。

本来ためらうことなく捨ててしまう「空き缶」ですが、ペイントひとつでここまでクオリティーの高いインテリア雑貨として立派に生まれ変わることができるんです!

今回ご紹介した「アンティーク風ペイント術」を使って、皆さんもぜひリメ缶作りにチャレンジしてみて下さい。