実は意外と簡単に作れる?日本古来の土間素材「三和土(たたき)」【くらし事典】

住まいは、毎日の暮らしの中心の場所。

私たちの暮らしには、様々な言葉があります。

中には、パッと聞いただけでは分からない難解なものや、聞いたことがあるけれど、意味はよく分からないものもありますよね。

暮らしにまつわる多種多様な用語を解説していくこの【くらし事典】では、そういった「分かっているようで分かっていない、気になるあのワード」にスポットを当てて、分かりやすく解説していきます。

 

■今日の気になるワードは……「三和土(たたき)」

センメー/PIXTA

センメー/PIXTA

今回のキーワードとなる「三和土」……これ、読めますか?

正解は、「たたき」。玄関ホールなどの、コンクリートやモルタルで固めた土間を指す言葉です。

古くは赤土や砂利に、石灰とにがりを加えてたたき固めて作った工程から、「叩き土」がその名の由来とされています。

一方で、これらの3つの材料を混ぜることから「三和土」の字をあてたという説もあります。

つまり、この「三和土(たたき)」は、日本古来の土間の素材、そして呼び名なんですね。

 

■三和土は自分で作れる!

この日本古来の土間、施工を行っている職人はほとんどおらず、あまり見かけなくなってしまいました。

しかし、作ろうと思えば、DIYできるんですよ。しかも、工程は意外と簡単なんです。

(1)3つの材料を混ぜる

かつて三和土を作る時は、どの職人さんも地元の土を使っていました。

地方によって材料の配合も違うので、ここが最も難しい工程となります。

 

(2)土間に敷き詰め、平らにする

材料を調合したら、砂利や土などで作ったベースの上にこれを土間に敷き詰め、コテなどで平らにならします。

そして……。

 

(3)ひたすら叩く!

当て木などを当て、ハンマーを使って叩いていきます。

一箇所を集中して叩くのではなく、辺り一体を固めるように叩くのがポイント。

叩いていると、土と水が分離されて、水が表面に上がってきます。

これを繰り返し、土を固めて、三和土を作るんですね。

 

いかがですか?

非常に手間と時間がかかりますが、工程自体は至ってシンプル。

興味のある方は、地元の大工さんに聞いてみて、挑戦してみてはいかがでしょう?