アラフォーカメラマンがゆく!自宅リノベ奮闘記no.14「トラブル発生!発覚した驚愕の事実」

(前回までのあらすじ)

8年前に購入した、都内築39年(昭和51年築)の中古戸建てをリノベしようと、奮闘する僕たち一家。

耐震工事で区からの助成金を活かしつつ、自分たちらしい我が家を目指しています。

確かな腕を持つ解体屋さんたちによって、無事取り壊しが終了。いよいよ大工作業です。

ところが、思いもよらぬトラブル発生!?

 

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■ついに大工作業……と思ったら、問題発生!?

解体作業が2016年の1月中旬に終わり、いよいよ大工作業が始まりました。

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いよいよ大工さん登場! 窓をすべて覆っているために日中でも電球をつけての作業です。

ところが……、想像もしていなかった問題がたちあがってきました。

1月25日、スタイル工房の鈴木さんから「1階と2階の間に渡してある梁のことですが……」と電話がかかってきたのです。

とりあえず現場で、ということで、冬場で火の気もない中で話を聞きます。

現場監督の歌田さんとアシスタントの田邉さんも一緒で、向こうは担当者が勢ぞろい。事態はなにやら深刻そう……。

鈴木さんは単刀直入に切り出してきました。

「梁を新しいものに交換させてください」

事情が呑み込めない僕。何か不都合があったのでしょうか。

「申し訳ないのですが、梁が想定していた以上に細くて、これでは強度が保証できません。梁の柱への架け方も不安です」

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細いと指摘されてしまった1階と2階の間に渡る梁……

ここですんなりと「はい、どうぞ」と言うわけにはいきません。

 

なぜなら、耐震調査時に梁の太さは確認していますし、解体時にも撤去せずに、この梁を活かす前提で作業は進んできたはずだからです。

何より、契約外のことなので、了解したら新たに工事費が発生することになります。

 

■40年前のに手抜き工事があった!?

この連載の第7回で、「リノベ工事着工後に壁や床、天井をはがしてみたら想定外の問題点があらわになること」もあり、「その場合は契約書で合意した金額とは別に、追加で工事費がかかってきて、最終支払いが増えるので、施主としては一大事」と書きました。

まさにいま、自分がその当事者になろうとしています。

「梁の太さは既にだいぶ前から分かっていたことですし、なんとかこのままでいけませんか?

それになんでも新しいものに入れ替えたら、古いものを活かすというリノベの良さが失われてしまいます。」と僕。

話は平行線をたどり、難色を示し続ける僕に、鈴木さんは「あまり指摘したくないのですが、」と、ついに意を決したように切り出しました。

「この梁は40年前の建築当時の基準でも細いほうだと思います。

工事費を浮かせるために当時手抜き工事が行われたと、わたしたちは判断しているんです。

このままでは責任を持って最後まで工事を進めることはできません!」。

がーん……!!

この時なぜか真っ先に思い浮かんだのは、この連載のきっかけを作ってくれた、当時雑誌「relife+」に在籍していた編集者Iさんの顔。

Iさんは連載開始にあたって、いたずらっぽく笑いながら、「トラブルがあると記事の内容が膨らみますよ」と言ったのでした。

その時は僕もつられて笑いましたが、まさに「トラブル発生!」です。

同じく第7回で、鈴木さんから、どんな家でも「図面通りに建てられている家というのは、なかなかない」「手抜き工事が行われていたりして、どこかに構造上の弱点を抱えている」ものだ教えられましたが、自分がまさにその当事者になるとは……。

 

■新たな工事費は、約50万円!

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中古戸建を理想の家へとリノベするにはハードルが多いことも。トホホ……。

架け替えで新たに発生する工事費は、約50万円。

「このままでは工務店として安心して家を引き渡せない」とまで言われたら、梁を掛け替えるのも仕方がありません。

しかし一方で、自分の家のことなのに主導権が僕たち夫婦にないこと、ひいては支払う金額について決定権がこちらにないことへのもどかしい思いがわいてきます。

翌日も鈴木さんと電話で1時間ほど話し合いをしましたが、鈴木さんも譲りません。

「住む人への安心と安全に目をつぶってしまったら成立しないのが、わたしたち工務店の仕事なんです!」

その言葉を信じて、結局、残せる梁と柱はできる限り活かし、架け替える梁は最小限で、ということで決着し、工事を進めることにしました。

結局、追加で支払う金額は40万円に。

Iさん、トラブルはもう結構です……。

 

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no.1「そうだ、リノベしよう」