どうしてそうなった?【おもしろ外観の家シリーズ】no.2 屋根上に「小さな家」がある家

 

「どうしてそんな外観になったの!?」と、思わず“2度見”したくなるような家をご紹介し、「どうしてそんな形になったのか」「中はどうなっているのか?」などを明らかにしていく「おもしろ外観の家シリーズ」。

第2弾は、岐阜県のお宅です。その名も「ソラニワ」!

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前面道路から、おうちを正面に見てみました。

まるで、大きな家が“小さな家”を背負っているよう。

なんだか“家の親子”が仲良くたたずんでいるかのような、ちょっとコミカルで優しい外観。親しみがわいてきませんか?

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今度はおうちを斜めから見てみました。

切り妻屋根の上には、5つの“小さな家”が設置されています。小さな家が仲良く並んでいる様子がわかりますね。

ところでなぜ、このような外観になったのでしょうか?

 

■“小さな家”から降り注ぐ、やわらかい太陽の光

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じつは、“小さな家”は、“大きな家”に光を取り込むための仕掛け。

小さな家の屋根には天窓が設置されています。ここから取り込まれた光は、小さな家の壁で反射し、柔らかく拡散する仕組みに。

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やさしくなった光はそのあと、“大きな家”内部へと導かれ、室内をほどよい明るさで照らしてくれるというわけ。

もしも、“小さな家”を介することなく、“大きな家”の屋根から直接光を取り込むと、どうしても光が強すぎてしまうことが予測されたため、このようなプランになったそう。

加えて、もうひとつ理由が。

前面道路から見た左右の土地には別の建物があるため、「ソラニワ」の側面に採光のための大きな窓をつけることができなかったのです。

つまり、逆境を逆手に利用することで、この個性的な外観の家は生まれたというわけですね!

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小さな家は、この家の家族だけがアクセスできる、“ソラへとつながる中庭”のような存在でもあります。そんな理由から、設計者はこの小さな家を「ソラニワ」と名づけたのです。

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ハシゴをのぼりきって“小さな家”へ。ちょっと不思議な感じがするお部屋です。

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やさしげな外観からうかがえるように、ご家族も大変リラックスして暮らしていると言います。

「側面に大きな窓がないので、外からの視線を気にすることがありません。四季を問わず、時間帯を問わず、心地よい光が屋内を満たしてくれますよ」

 

いかがでしたか? 今後も『おもしろ外観の家』をどんどん紹介していく予定なので、ぜひお楽しみに!

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<設計データ>
設計/アトリエ ルクス 一級建築士事務所 宇佐見寛
主要用途/住宅
工法/木造
敷地面積/221.69平米
床面積/86.38平米

 

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