夏のその咳、実は風邪じゃないかも!? 本当は怖いカビと咳の関係性って?

Graphs / PIXTA

Graphs / PIXTA

梅雨の時期になると、湿度も高くなり気になるのがカビ。

カビの撃退方法などは、みなさんいろいろな記事で目にして、すでに実践している方も多いのではないでしょうか。

私が看護師の立場でお伝えしたいこと、それは「カビが原因で病気になる可能性がある!」ということ。

今回特にこれから夏場に流行する病気と、カビの関係性についてお伝えしていきます。

これを読んだら、今すぐにお掃除がしたくなると思いますよ。

 

■「夏型過敏性肺炎」という言葉をご存知ですか?

わたなべ りょう / PIXTA

わたなべ りょう / PIXTA

「夏型過敏性肺炎」という言葉を、聞いたことがあるでしょうか。

夏型過敏性肺炎とは、言葉通り、肺炎の一種です。

症状は、風邪と類似していて、咳、のどの痛み、怠さ、発熱などがあります。

よく、夏風邪と勘違いされることが多いこの病気。

夏風邪との判別方法は、「毎年」夏、特に6月~10月にかけて前述した症状が起こるかということです。

この夏型過敏性肺炎、毎年繰り返してしまうことで肺の機能がどんどん弱っていきます。

最終的には軽度の動作での息切れ、呼吸不全に陥り、最悪の場合には死へも直結してしまう可能性がある、放っておくと怖い病気なんです。

 

■夏型過敏性肺炎はカビが原因!

IMG_0868 (1)

この夏型過敏性肺炎の原因は実は「カビ」なのです。

しかも、全てのカビの菌が夏型過敏性肺炎の原因になるのではなく、実はある特定の場所のカビ菌だけが原因となります。

ふろ場、エアコン、トイレなど水分の多いところにできるカビ、通称「トリコスポロン」というカビの菌です。

カビ菌はそもそも空中に浮遊していますが、カビは生えるのに適した場所を見つけると、その場所へ漂着し、根を張り、胞子を出します。

私たちが目にするカビの黒い色はもう根を張り、胞子を出している段階となります。

トリコスポロンの胞子は、3~10ミクロンととても小さい大きさです。

また、吸い込んでから6~8時間で症状が出現するものの、旅行などで吸い込まなくてもいい環境へ行くと自然とおさまります。

 

■夏型過敏性肺炎を予防するためにもカビ対策を!

tomos / PIXTA

tomos / PIXTA

 

特に、家にいる時間が長い主婦が最もかかりやすいこの病気。

予防するにはやはり、水回りのカビ対策が1番です。

しっかりと換気をして、カビが出現しにくい環境をつくることに限ります。

エアコンは少なくとも年に2回はフィルターをクリーニングするなどしてお手入れしておきましょう。

浴室などにできてしまったカビは、45度以上のお湯をかけることで、その威力を弱らせることができます。

入浴後のお風呂場に、45度以上のお湯を満遍なくかけてから上がると、カビ菌を弱らせるだけでなくカビの餌となる石鹸カスや、落屑を洗い流すことができます。

 

いかがですか?

カビはたかがカビ、と思っていると、時に思いもよらない病気を引き起こします。

大掛かりなお掃除は毎日できなくても手軽に継続した対策で、カビの発生を抑えて、夏型過敏性肺炎を予防していきましょう。