脳梗塞原因の3割がヒートショック!? 「窓の断熱」で家族を守ろう

 HAKU / PIXTA

夏は電気代がかさむ……。

28℃設定じゃ、部屋は涼しくならない……。

前回は、「そんな悩みは、窓を見直すことで解消される」ということをご紹介しました。

<前回のおさらい>

  • 外の熱は「壁」よりも「窓」から入ってくる
  • 「フレームの樹脂化」+「ガラスの複層化」で窓は断熱できる!
  • 窓を断熱すれば、グッと冷暖房費が安くなる!

しかし、それだけではありません。

断熱されていない窓は、家族の“命”をも脅かす可能性も……。

 

■冬の脳出血・脳梗塞の3割は「ヒートショック」が原因!?

冬の冷えきった浴室やトイレ。

そのままでは、ヒートショックなどの危険性があることは、多くの人が知っていますよね。

そのため、脱衣所などに小さなヒーターを置いたり、シャワーをあらかじめ出しておいて、浴室内を温めたりしている人も多いのではないでしょうか。

看護師の資格を持ち、Sumaiでも執筆中のライター・RAYさんは、自身の経験から、このように教えてくれました。

ray

<看護師RAYさん>

脳神経外科に勤めていたころ、冬季の脳出血、脳梗塞患者は非常に多かったのですが、原因の3割ほどはヒートショックでしたね。

1人暮らしの高齢者では、ヒートショックを起こしたまま誰にも発見されず、死後数日たってからやっと発見されるというケースも多かったです……。

トイレやお風呂は、北向きにある家が多いため、寒くなりがちなんです。そんな寒いトイレでいきむことで一時的に血圧が上昇、そして排便したことで血圧が急に下がるんです。

だからヒートショックを起こしやすい場所なんですよ。

浴室も同じ。寒い浴室から温かい湯船に浸かって一気に血圧が低下し、そのまま意識がなくなって溺れてしまうこともあるんです……。

 

■「窓の結露」が、カビやダニの温床に…

PA_結露

それだけではありません。

冷えきった窓と部屋の温度差で発生した結露は、床やカーテンを湿らせ、放っておくとカビやダニの温床に。

ray

<看護師RAYさん>

浴室やトイレなどのカビは夏型過敏性肺炎を引き起こしますし、水回りや畳、高湿なカーペットなどのカビは、気管支ぜんそくやアレルギー性鼻炎の原因にもなりますね。

 

■「窓の断熱」で、家族の健康を守る

ヒートショックに、カビ・ダニ。

家族の健康を脅かす、これらの問題は「窓の断熱」で解決できるはず。

アルミサッシ(単体ガラス)/YKK AP社内試験

床暖房停止後4時間経過した冬の窓をサーモグラフィーで見てみると、冷気が入ってくる様子が分かりますよね。

樹脂窓 APW 330 Low-E複層ガラス(遮熱タイプ)/YKK AP社内試験

一方、樹脂フレーム+複層ガラスの窓は熱を伝えにくいため、室外の冷気をシャットアウトして、部屋をしっかり保温してくれているのが分かります。

結露もこの通り。

室外温度0.6℃、室内温度25.3℃、室内湿度40.1%と、同条件で実験。

アルミサッシ(単体ガラス)の窓は水滴がびっしょりとついていますが、樹脂フレーム+複層ガラスの窓では結露もなく、室外温度0℃近くにも関わらず、ガラス表面温度は19.6℃と暖かくなっています。

窓がかわれば、部屋が冷えにくく、そして結露も出にくいので、ヒートショックやカビ・ダニを防げるというワケなんですね。

 

■複雑な工事は要らない! 約半日で「窓は交換できる」

窓を替えることで、電気代の節約にも、家族の健康にも繋がることをご紹介してきました。

しかし「窓を交換する」って大変そうなイメージも。

MHZZ0329

確かにこれまでは、足場を組み、壁を壊して窓を取り外し……と、とても大掛かりなものでした。

騒音や粉塵も出るし、工期も長いので、ご近所に挨拶回りをしたり、その部屋が使えなかったり……と、手間もたくさん。

しかし、今は違います。

MHZZ0330

壁は壊さないし、2階でも室内側から取り付けが可能。所要時間は1窓あたり約2時間~半日と、とっても短いんですよ。

窓単位で施工できるから、「特に心配な浴室だけ」「居る時間の長いリビングだけ」といったリフォームも大丈夫。

これなら、チャレンジしやすいかも。

 

窓の断熱化は、わたしたちの暮らしを快適にするだけでなく、家族の大切な命も守ってくれます。

今まであまり注目してこなかった「窓のリフォーム」。

あなたも1度、考えてみてはいかがでしょうか?

 

 


こちらもチェック!

column1

column2