雨に濡れた服は洗うべき?海外の論文で分かったホントのところ

梅雨明けのニュースはまだ聞きませんが、暑い日が続き、徐々に夏の気配を感じ始めましたね。

ここから先は、雨が1日中続く日と、夕方の激しいにわか雨が降る日が、交互に来ることでしょう。

ただ、そうなってくると分からないのが、雨に触れて濡れてしまう洋服。

濡れただけで汚れたわけではないのですから、乾かせばいいだけなのでしょうか?

 

■「雨に濡れた服」をもう一度洗う?

わたなべ りょう / PIXTA

わたなべ りょう / PIXTA

都内に住む筆者の友人達は、地方に比べて、比較的狭い部屋で暮らしています。

「雨が降っているので外で干せない。だから家干ししたいけれど、干す場所に困る……」と言っています。

それで風呂場に付いているシャワーカーテンのバーを、物干しざお替わりに使用しています。

友人達は、雨で濡れた服をハンガーに掛け、それをバーにかけ、一夜乾燥するとのこと。

翌朝にはかなり乾いていて、再度着用できるのです。

風呂場にシャワーカーテンが付いていない場合は、「つっかえ棒を購入すればいいよ」という意見もありました。

 

■濡れた服は洗濯するべき?

 Graphs / PIXTA

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サスティナブルファッションに関する社会の関心」と題する2008年の論文が、雨の多い国、英国北部に位置するシェフィールド・ハーラム大学で発表されました。

この論文と海外のWebサイトの記事「Clothes dryers」によると、雨に濡れたからといって、洗濯機で洗う必要が必ずしもないとのこと。

「水分さえ取ればと問題はない!」ということを証明する統計が出ているのです。

「本当に乾燥するだけでいいの?」と思ってしまうのは、毎日お風呂に入り、シャワーを浴びる習慣と同じように服を扱ってしまっているから、なんですね。

「でも日本は湿度があるので臭うことが心配」という方には、香りのよい柔軟剤を使うことがおススメです。

最近は香りが持続するタイプの柔軟剤が豊富ですから、自分好みの柔軟剤も選べますね。

 

■ブラッシングをしてから干す

次にご紹介したいのは、服のブラッシングです。

帰宅してすぐにブラシを手に取り、ササッと全身をブラッシング。

外で付いた小さなごみや汚れを取ってくれます。

雨で濡れた服もブラッシングしてから干すとよいでしょう。

 

■濡れた服の取り扱い方

雨に触れた服はまず水分をとること。

天日干しは何よりも節約になりますし、服を傷めないベストな方法です。

天気予報で天気と湿度をこまめにチェックしてから、着る服を選び、着た洋服のメンテナンス方法を考えましょう。

たとえ曇っていても湿気が少なければ、戸外で干すのがベスト。

湿度が80%以下、厳密にいうと75%より少なければ戸外で干せます。

干す時間帯を選ぶのも大切です。朝10時から11時半頃に干しましょう。

晩方の湿気が戻ってくる前に取り込むように!

季節柄、または都合上、服を戸外で干すことがままならないこともあるでしょう。

半渇き、三分の二でも良いので外で干し、残った湿気を回転式乾燥機で乾かせば、節約になり、服が長持ちするのに役立ちますよ。

 

いかがですが?

濡れたままで服を置いておくのはよくありませんが、必ずしも洗濯機で洗う必要がないことが分かりました。

つい雨に濡れると、しっかり洗濯してしまいたくなりますが、洗った分だけ服を傷めてしまいます。

節約のためにも、できるだけ戸外で干ように心掛けてはいかがでしょうか?

 

【参考】

※ Clothes dryers – EXPLAINTHATSTUFF

Public Understanding of Sustainable Clothing