エアコンがなんだか効きにくい…それって「窓」のせいかも!?

 HAL / PIXTA

そろそろ暑い季節になってきました。

みなさん、エアコン使っていますか?

部屋がなかなか涼しくならなくて、28℃が良いと分かっていても、ついつい低めの温度を設定してしまう……。

その悩みの答えは、“エアコン”では無いかもしれませんよ。

 

■築30年の我が家。エアコンを替えました、でも……?

Flatpit / PIXTA

わたし達が子どもの頃に比べると、年々夏の暑さが厳しくなってきているように感じませんか?

築30年以上経つ、編集部Mの実家。

エアコンも随分前に購入したものをそのまま(壊れないので、10年以上)使い続けていました。

しかし、上がり続けている気温、30℃以上の“真夏日”はもちろんのこと、35℃以上の“猛暑日”なんていう日も当たり前のように聞くようになりました。

「エアコンの推奨設定温度は27~28℃」なんて言われていますが、24℃にしたって、なんだかちっとも涼しくない。

そこで、思い切って我が家のエアコン数台を総入れ替え。

部屋ごとに設置されていた古〜いエアコンを、最新のものへ。

これで部屋は涼しくなる……のでしょうか?

 

■部屋が暑くなるのは、当たり前……じゃない?

蒸し暑い部屋

ところが、あんまりエアコンの効きが変わらなかったのです。

たしかに多少効いているような気がする。

しかし、推奨されている27〜28℃では、部屋がなんだか暑く、じっとりと汗をかくような気がするのです。

そんなある時のこと。

最新のモデルルームへお邪魔すると、入った途端にひんやり、まるで5月の木陰のよう。

「エアコンがとても効いていますね!」と話すと、「いえ、でも28℃設定ですよ」と。

どうして同じ家なのに、こんなに室温に差があるのでしょうか?

 

■おなじ「27〜28℃」なのに、どうしてこうも違うの?

家の“熱”はどこから入ってくると思いますか?

てっきり編集部Mが思っていたのは、“壁”。

「断熱」といえば、こんなイメージ (ぱぱ〜ん / PIXTA)

「断熱」といえば、こんなイメージですよね?

「断熱」と言えば、壁にたっぷりと断熱材を入れることだと思っていました。

しかし、熱の大半は“窓”からやってくるというのです。

算出条件はYKK APホームページまたはカタログをご覧ください

Mが思っていた“壁”からの熱の出入りは、わずか12%。それに比べて、“窓”は74%もの熱が入ってくるというのです(一般的なアルミサッシ+複層ガラスの場合)。

夏の窓をサーモグラフィーで見てみましょう。

室外温度32.6℃、室内温度25.3℃

室外温度32.6℃、室内温度25.3℃ (アルミサッシ+単板ガラス)

室外温度が32.6℃の時、ガラス表面は30.6℃、アルミフレームに至っては35.4℃と、室外温度よりも高い温度になっています。

この熱が、窓を通して室内に入ってくるから、エアコンを適温に設定しても、なかなか部屋の温度が冷えないというワケだったんですね。

 

■「窓の断熱」って何?

では、窓の断熱って何をするのでしょうか?

ポイントは2つ。「フレームを樹脂化する」と「ガラスを複層化する」。

“断熱”を、氷水を入れたカップに見立てて、詳しく見ていきましょう。

 

・フレームを樹脂化する

窓のサッシによく使われているのが、アルミフレーム。

アルミのカップと、樹脂のカップ、手に持って冷たいのはどちらか、すぐ分かりますよね。

樹脂はアルミの1,000倍、熱を伝えにくいと言われています。

 

・ガラスを複層化する

ガラスも、単層ではなく複層にすれば、熱は伝わりにくくなります。複層ガラスの断熱効果は、単板ガラスの約2倍。

この「フレームを樹脂化する」と「ガラスを複層化する」を組み合わせることで、従来のアルミフレーム+単板ガラス窓の約7倍ほども、断熱性能がアップする場合があるのです。

 

つまり、「窓を見なおせば、部屋はずっと涼しく保たれる」ということ。

とすれば、必然的に電気代も減って、エコなだけでなく節約にもなるかも!

でも、「窓を替える」って大変なんじゃないの?

それで、どのくらい部屋が涼しくなって、エアコン代が安くなるの?

次回は、窓を替えるだけで、どのくらい電気代が変わるのか?実際に見てみましょう。

 


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