ファイナンシャル・プランナーがアドバイス!家が欲しいと思ったら、やってほしいこと

NOBU / PIXTA

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筆者は普段、ファイナンシャル・プランナーとしてさまざななお金の相談を受けています。

そんなご相談の中、新婚カップルや子育てファミリーから「住宅購入」について、ご相談を受けることもしばしば。

ご相談の中でも多い質問が、「いくらの物件なら買えますか?」または「いくらなら借りられますか?」というもの。

住宅は大きな買い物。お金のことは、誰しも気になるところですよね。

でも、そんなみなさんに、お金の話の前にぜひ、やっていただきたいことがあるのです。

 

■住まいと暮らし方をイメージしてみよう

例えば、こんな例があります。

「妻は駅近くの便利なマンションが欲しいけれど、夫は庭付き一戸建てを希望している」

「家が欲しい!」と思っていても、夫婦でイメージしている家が同じとは限りません。

ひとくちに「マイホーム」といっても、マンション・戸建、新築・中古、駅近・郊外など実にたくさんの選択肢があります。

大きな買い物であるマイホーム。住宅ローンを返済していくには、お互いの理解と協力も必要です。

「自分が住みたいのは、こんな家じゃないのに……」と、お互いにそんな気持ちのまま購入を決めてしまっては、それからずっと不満を持つことになります。

長い人生の多くの時間を過ごすわが家。

どんな住まいでどんな暮らし方をしたいのか、お互いのイメージを言葉にして、たくさん話し合いましょう。

 

■わが家の「今」と「将来」を見つめよう

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家が欲しいと思うのは、どんな時でしょう?

結婚した時、子どもが生まれた時、子どもが小学校へ入学する時、そんなライフイベントをきっかけに住宅購入を考える人も多いのでは?

新しい家、新しいキッチン、理想的なリビング、そこでくつろぐ家族の笑顔。

そんな光景を想像すると心がワクワクしてきますよね。

「家が欲しい!」と思っている時は、ついつい目の前の豪華なモデルハウスやスタイリッシュなモデルルームに、心を奪われがちになります。

でも、ちょっと待って!

長い人生にはさまざまなライフイベントが待っています。そして、イベントにかかる費用も当然、必要になってくるのです。

「周りが家を買い始めた」「家賃がもったいない」など、「今」だけの視点で住宅購入を決めてしまって大丈夫ですか?

視点が「今」だけに偏っていると、後々困ったことが起きないとも限りません。

家は「買う時」も一大事ですが、「買ったあと」のことをもっと時間をかけて考えてみるべきではないでしょうか?

住宅購入はそれ自体が大きなライフイベントですが、同時にその後の家計に大きな影響を与えるイベントでもあります。

10年後、20年後、30年後……わが家の「将来」を想像して、家を購入するということは、実はとても大切な視点なのです。

 

■ライフプランを書いてみよう

「そうは言われても、20年も30年も先のことなんてなかなかイメージできない!」という人もいるかもしれません。

そんな人におすすめしたいのが、ライフプランを書くこと

ライフプランとは将来を予測して、いつ、どんなライフイベントを迎えるかを考え、長期的な視野で夢や理想のくらしをイメージする、いわば人生の設計図のようなものです。

言葉は聞いたことがあっても、実際に書いたことがあるという人は意外と少ないのでは?

本来は、ここにかかるお金も記入していくのですが、まずはこのように、家族の年齢とライフイベントを簡単に書き出してみましょう。

「子どもの教育費がピークを迎える頃、わが家の家計は?」

「元気に働いて稼げる期間って意外に短いのかも?」

「定年退職する頃、住宅ローンは終わってる?」

「老後って思ってた以上に長~い!」

などなど、頭で考えるよりも実際に書き出してみることで、今まで気が付かなかった新たな発見があるかもしれません。

わが家の「今」と「将来」をまず眺めてみてから住宅購入を考えると、地に足の着いたしっかりした計画を立てることができ、夢の実現性はより高くなりますよ!

ライフプランから考える住宅購入。

ぜひ、試してみてくださいね。