夏バテの原因は「暑いから」じゃない!気をつけたい「冷たいもの」の食べ方のポイント

 

 weedezign / PIXTA

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7月に入り、じりじりと日差しが強い日が増えてきましたね。

こうも暑くなってくると、アイスクリームおいしく感じるのがよく冷えたアイスクリームやジュースなどの冷たい食べ物。

また、この時期になると冷やし中華やそうめんといった、冷たくてちゅるっと食べられるものが食卓に並びやすくなりますね。

しかし、暑さに負けて冷たいものを食べ続けると、身体には大きな負担が生じます!

今回は看護師である筆者が、美味しく健康に、冷たいものを食べて過ごせる方法をお伝えしていきます。

 

■夏の下痢は危険!

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でも、冷たいものをたくさん食べると良くない、とよく言いますが、これは、下痢になりやすくなるから。

実際に冷たいものを食べすぎたり、涼しいところでジュースを飲み過ぎて、下痢になってしまった、という経験をしたことある人は多いのではないでしょうか。

冷たいものを一度にたくさん食べると、胃腸が一気に冷やされてしまうため、胃腸の血管が収縮してしまいます。

その結果、消化機能の低下が起こり、下痢を引き起こすということになります。

特に、夏の下痢は脱水へも直結しやすく、生命への危険も伴います。

 

■夏バテの原因は実は冷たいものの摂りすぎ!

これまた夏に経験したことのある人が多いのが夏バテ。

実は夏バテになる原因も冷たいものの食べ過ぎ飲みすぎにあります。

冷たいものを多量に摂取すると体が冷え、体温調節に関わる自律神経のバランスが乱れてしまい、だるさや疲労感が出るのです。

特に胃は、温度が低下すると胃液の分泌量減少といった胃の本来持っている働きが低下するため、消化機能が悪くなります。

その結果、食欲の低下や胃もたれの症状が出てきます。

暑いからバテる=夏バテなのではなく、自分たちの食生活が夏バテの原因となっているんです。

 

■妊活中の女性は特に注意!

わたなべ りょう / PIXTA

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今、芸能人なども公表するなど、女性であれば1度は耳にしたことのある「妊活」という言葉。

赤ちゃんを宿すためには、赤ちゃんのベッドとなる子宮を温かく、血液循環の良い状態にしてあげなければなりません。

しかし、冷たいものを食べたり飲んだりすると内臓全体が冷えてしまうため、子宮環境は悪くなってしまいます。

子宮は腸の近くに存在していることから食べ物による冷えの影響をダイレクトに受けやすい臓器です。

これから赤ちゃんが欲しい、今妊活中ですという女性は特に夏の冷たい食べ物や飲み物には気をつけてください。

 

■健康的に冷たいものを食べるにどうしていったらいいか?

とはいえ、夏といえば冷たい食べ物! こう暑いと冷たいものが食べたくなるもの。

食べ方と、食べるものを選びさえすれば、美味しく健康に冷たいものをいただけますよ。

(1)1度の食事で冷えた食べ物を多量にとらない

東南の暑い地域で出てくる食べ物って、熱々の食べ物や香辛料の利いた辛い食べ物はありますが、冷たい主食って馴染みがありませんよね。

でも、副菜やデザートには冷たくておいしい食事がたくさんあります。

つまり、暑い地域の人たちも、1度食事で冷たい食べ物をたくさん取ることはないということです。

主食で冷やし中華を出したら副食で温かい食事にする、冷麺を食べるときは飲み物は常温にするなどして、1度の食事で冷たいものを多量に摂らないように注意しましょう。

 

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(2)手作り冷スイーツで健康的に暑さ対策

食欲がないから朝昼夕3食アイスを食べる……暑さに参ると、食事もついついアイスなどで簡単に済ませたくなりますよね。

我々の内臓は1度冷えてしまうと、もとの温度に戻すまでだいたい4~6時間ほどかかります。

そのため、冷たいものを食べ続けると常に内臓は冷えていることになり、機能を十分に発揮できません。

特に甘いものに含まれる砂糖などの甘味料は、血糖を一気に上げてしまい、代謝するためにビタミンを壊してしまうことから疲労感が増しすなど、夏バテを助長させることにも。

甘くて冷たいものは1日1つにしてみましょう。

でもどうしても食べたい!という方は、手作りの冷たい食べ物に挑戦してみてはいかがでしょうか。

自分で甘さの調節ができるので、過度に糖分を取ることを防げますよ。

 

(3)食材の選び方によっては冷たくなくても体は冷える

古来の日本は、甘いアイスやジュースが無くても夏を乗り切ってきました。

その方法の一つが夏野菜。

夏に収穫できる野菜を含めた農作物には、身体を冷やす働きがあります。

トマト、キュウリ、ナス、トウモロコシ、スイカなどは、身体の熱を吸収して体外に出してくれるので、身体にも良く、暑さを和らげてくれます。

 

いかがでしょうか。

例年以上に暑いとされる今年の夏。

それに追いつくかのように、部屋を冷やしすぎない最新の冷房家電などが、たくさん市場に出回っています。

それらと食べ物を上手に活用して、この夏は健康的に、そして快適に過ごしましょう!