「こまめな水分補給」って、どのくらいの頻度?脱水症状を防ぐちょっとした工夫って?

 まちゃー / PIXTA

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全国的に梅雨明けして、真夏日が続く昨今。

熱中症と並んで注意しておきたいのが脱水です。

テレビコマーシャルなどでも、脱水を経験した芸能人が注意を煽るほど、夏における深刻な症状。場合によっては命にかかわってしまうこともあります。

今年の夏、脱水で倒れないためにはどうしていけばいいでしょうか。

 

■夏場に起こるのは「高張性脱水」

 dorry / PIXTA

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脱水という言葉はよく耳にしますが、そもそも脱水の定義って何でしょう?

脱水には、高張性脱水、等張性脱水、低張性脱水の3つの種類があります。

この中で、夏場に起こる、我々が1番身近な脱水が高張性脱水です。

この脱水の特徴は、体液を作っている物質・電解質よりも水分が身体の外に出てしまっている状態です。

普段、汗などで電解質や水分がたくさん体外に出ますが、その中でも特に水分が出てしまっている状態が「夏場の脱水」なのです。

 

■水分が10%以上出ると命の危険も!

脱水の症状は軽度、中度、高度でそれぞれ異なります。

軽度は喉が異常に乾いたり、尿量が少なくなる、いわゆる隠れ脱水のことです。

身体全体の1~2%の水分が体外に出てしまっている状態となります。

続いて中度は頭痛、嘔吐、怠さ(倦怠感)が症状として出現します。

身体全体の3~9%の水分が体外から出ている状態となります。

高度は血圧低下、意識障害を招き、身体全体の10%以上の水分が体外から出ているということになります。

10%を超えてしまうと生命にも影響を及ぼします。

 

■「こまめな水分補給」って?

脱水対策に1番有効なのがこまめな水分補給。

しかし、「こまめ」と言われても、何をどうすればいいか分かりにくいですよね。

そこで今回は、効率の良い水分補給方法をご紹介します。

 

・何を飲めばいいの?

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脱水の水分補給にはやはり、スポーツドリンクや経口補水液が1番です。

市販で売られているスポーツドリンクなどはスポーツのために作られているだけあって、脱水対策にはもちろん良いのですが、ただやみくもにごくごくと飲み続けると糖が多いため太ってしまうこともあります。

また、糖尿病などの病気を持っている人は病気を悪化させることも。

特にご高齢の方や、持病がある方におすすめなのが、薬局などで売っている経口補水液なのですが、スポーツドリンクよりもお値段が張るので経済的な負担になってしまいます。

以前ご紹介したように、経口補水液はお家でも手軽にお安く作れるので、ぜひ試してみてください。

 

・「こまめに飲む」とは?

 shin / PIXTA

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脱水対策の番組などを見ていると、よく「こまめな水分補給を」という言葉を見かけますね。

でも、「こまめって何?」と思いませんか?

一般的に、運動せず室内で過ごす大人であれば、1日2Lの水分摂取が原則です。

しかし、一気に飲んでも全く吸収されません。

市販のコップは1杯約150ml~200mlのものが多いので、1日7時間睡眠している人だと、1時間にコップ1杯分の水が飲めれば良いということになります。

しかし、活動量や発汗量で水分の必要量も変わるので、自分の活動量に合わせて調整できるといいですね。

 

・冷たい水分はNG

 tamayura / PIXTA

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暑い中で過ごすと冷たい水分をグイッと飲みたくなるところですが、冷たい水分では消化管で吸収されず、せっかく水分をとっても尿で出されてしまいます。

消化管で吸収されやすい温度は、5度~15度なので、冷蔵庫から少し常温に出しておいたくらいがちょうど良いでしょう。

 

いつもの水分補給を少し変えるだけでも、脱水防止には効果てき面です。

年々暑くなっていく気がする夏、ぜひ試してみてください。