どうしてシンプルな無印良品が人気なの?デザインを決定する「もの八分目」とは

 

多くのファンを持つ「無印良品」。

そのアイテムの魅力といえば、無駄なものを削ぎ落とした、シンプルで機能的なデザイン。

私たちの生活にとって「ちょうどいい」とか、「こんなものが欲しかった」という共感が、支持され続ける理由なのではないでしょうか。

しかし、この無印良品のデザインはどのように生まれてくるのでしょうか?

今回は、私たちの暮らしにも気づきを与えてくれる、無印良品の「もの八分目」の考え方を、無印良品のアイテムと共にご紹介いたします。

 

■無印良品が大切にする「もの八分目」という考え方は?

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無印良品公式HPより

「腹八分目」という言葉を聞いたことは、ありますよね。

 

日本に古くから伝わる言葉で、「満腹ではなく、お腹に余裕をもつくらいが健康によく適正である」という意味です。

2011年の東日本大震災の後、改めて私たちに問われた、ものに対する考え方。

膨らみすぎた欲望、過剰すぎた消費行動……。

これらを“八分目=適正”に戻そうと、無印良品では「もの八分目」というアイディアから、プロダクトを提案しています。

 

■「もの八分目」を気づかせてくれるアイテムたち

「もの八分目」という考え方は、無印良品のあらゆるアイテムの中に息づいています。

その例を少しご紹介しましょう。

 

(1)しるしのつけられる傘

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無印良品公式HPより引用

たとえば、雨が降るたびにビニール傘を買い、使い捨てしていませんか?

傘の国内年間消費量は1億2~3千万本だと言われています。

雨が降った後には、街のあちこちに、使い捨てられたビニール製の傘が捨てられていることも……。

「しるしのつけられる傘」は、持ち手部分に穴があり、自分のものと分かるように“しるし”をつけられる傘。

しるしが付けられるだけで、傘を大切にしたくなるから、必要な本数は1本でいいと思える。

そんなことを私たちに気づかせてくれます。

 

(2)その次があるバスタオル

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「その次があるバスタオル」には、その名のとおり“その次”があります。

タオルに処理されたラインが入っており、この部分をカットするだけで、使い古したタオルをバスマットやぞうきんとして再利用できるのです。

縫う必要がなく、ハサミで切るだけなので、気軽に、そして一度くらしに迎え入れたものを最後まで大切にする意識を思い出させてくれます。

 

(3)化粧水のボトル

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無印良品公式HPより引用

大人気シリーズである無印良品の「化粧水」は、実は絞れるくらい薄く、ムダのない容器に入っています。

化粧水の主役は、90%を占める“水”。主役は容器ではありません。

だから、いずれは空っぽになって捨ててしまう容器は、過剰じゃなくていいんです。

 

いかがでしたか?

このアイテムをみると、これから購入するものの包装や容器はよりシンプルなものを選択したくなりますよね。

無印良品の「もの八分目」の考え方。

あなたの暮らしにも、「もの八分目」の考え方を当てはめるとあなただけの”適正”が見えてくるはずです。

無印良品のアイテムは過剰な包装を避け、使い方次第で繰り返し利用できるアイテムで溢れています。

ぜひ、「もの八分目」のアイテムをお店でチェックされてみてください!

 

【参考】

無印良品

もの八分目 Product fitness80 くらしの良品研究所 – 無印良品