材料はネットとホームセンターで買えるものだけ!「DIYリノベ」で実家がここまでオシャレに【リライフプラスarchive】

 

自分好みの家に変えられると大人気の「リノベーション」。

専門業者に頼むのも良いですが、金額をぐっと抑えたいなら、やっぱり“DIY”。

しかし、家丸ごととなると、素人がどこまで出来るのか……。

今回は、材料はネットとホームセンターで調達し、全て自分達でDIYで仕上げた小松さんのお宅にお邪魔してみることにしてみましょう。

 

■“ザ・昭和”なお宅を、セルフリノベ!

今回訪れたのは、東京・八王子市に移転したコンセプトショップ「CASE GROUND」のオーナーで、内装や家具のデザインを手掛ける小松和久さんの実家。

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ちょっとユニークな造りをしているこのお宅。

瓦屋根のレトロな佇まいの平屋が同じ敷地内に3棟あり、それらすべてが小松家のものだそう。

「母屋は昭和42年築で、最初は父が務めていた会社の社宅として借りていたそうです。

そこを買い取って10年後くらいに、隣を変な人に買われても困るし……というリスク回避も兼ねて、隣接する2棟をまとめて買い取ったと父から聞いています」と小松さん。

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そのうち1棟は賃貸に出していたものの、退去したのを機に譲り受け、リノベすることに。

リノベ前は、“ザ・昭和”な雰囲気の室内ですね。

この家が、DIYでどこまで変わったのでしょうか?

 

■材料はネットとホームセンターで買えるものがほとんど。マイペースでDIY

「建具は友人につくってもらいましたが、工務店には依頼せず、工事は全部自分でやりました。

材料は、ネットとホームセンターで買えるものがほとんどです」と小松さん。

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DIYで出来たとは思えない、このクオリティ!

さぞかし、時間がかかったのでは?

「1日3、4時間ずつコツコツと作業して、冬場はあまりに寒いのでいったん休んで(笑)、また春から再開して、その年秋にほぼ完成しました。」

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壁は「まぶしくない」白に塗装し、床には染色したアジアンウォルナットを張ったそう。

アジアンウォルナットという木材は比較的リーズナブルな材料ですが、染色して風合いをプラス。

実は、接着剤を使わずに施工しているというからビックリ!

「ズレたり隙間ができるかもしれないというリスクもありますが、早く施工できるし、再利用もできるというメリットを取りました」と小松さん。

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オープン棚も、床と色のトーンを合わせることで調和性がUP。

コレクションしているという「ディーター・ラムス」デザインのプロダクトや、洋服をディスプレイしながら収納しています。

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エントランスに敷いた鮮やかな赤のタイルカーペットは「高級旅館をイメージしてみました(笑)」とのこと。

 

■天井を取り払ったことで、約7畳のロフトもゲット!

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天井も取り払って、梁や母屋を現しに。

高いところで3.8mもあるそうで、部屋全体に開放感が生まれ、実際の面積よりも広々と感じられる効果もあります。

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天井を取り払った事で出現したのが、なんとロフトスペース。

大人がかがんで歩けるくらいの高さがあり、広さは約7畳ほども!

カーペットを敷いて、大容量の収納スペースが生まれました。

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ロフトには、はしごで上り下りする形に。

はしごの脇は、ベッドサイドとの間仕切りも兼ねた本棚を置いています。

 

■これならすぐ真似できそう? 細部に光るこだわり

フローリングを張り替えたり、天井を取り外してしまったりと、大掛かりなアイディアをご紹介しましたが、細部にも小松さんの色々なこだわりを発見。

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ミニマムなデザインで空間に溶け込んでいるスイッチプレートは、デザインから製作まで小松さんが手掛けた「CASE GROUND」オリジナルです。

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生活感が出ないように、エアコンは白く塗装したルーバーでカバー。

ブラインドは明るめのグレーをチョイス。

「ウッドブラインドまで茶色だと空間全体が重たい感じになるかなと思って。

サンプルだとサイズが小さいのでなかなか勇気のいる色でしたが、結果は大正解でした」と満足そう。

 

小松さんに、約1年にわたる工事を終えての感想を聞いてみると、

「1枚14kgの石膏ボードを運んで天井に張る作業はキツかったですが(笑)やる気と、ある程度の道具があれば誰でもできると思います。

それと、家を探している人には平屋をオススメしていますね。

実はこういう平屋って、まだまだ日本中にいっばいあると思うんです。

あまり費用をかけずにシンプルにリノベすれば、賃貸に出すこともできるし、もちろん自分が住んでもいいし、売却したっていい。

今後はそういう人のお手伝いができたらいいな、なんて考えています」

今後が楽しみですね!

 

撮影/Koji Yamada

設計・施工/CASE GROUND