東日本大震災に派遣されて分かった、健康に不安がある人の「非常食の選び方」

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9月は防災月間となるため、これを機に非常用バッグを見直しているご家庭も多いのではないでしょうか。

特に見直したいのが非常食。

賞味期限をチェックしたり、買い替えをしておくのも良いでしょう。

現在様々な非常食が販売されていて、保存期間だけでなくその味にもこだわって作られています。

今回、その「非常食」に、看護師という観点から着目しました。

 

■その非常食、家族に合っている?

非常食を選ぶときにどのような基準で買っていますか?

値段や保存期間など、人によって注意する点はいろいろかと思います。

 

・血圧の高い人は塩分に注意!  少しでも減塩されているものを

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普通の非常食は、保存を利かせるために塩分を多く含んでいます。

また、支援物資として届く食べ物や、防災グッズとして売られている非常食は、味を濃い目につけているため、塩分が多いものもたくさんあります。

現在、フリーズドライ食品で有名な「アマノフーズ」さんを始めとして、様々な減塩のレトルト食が販売されています。

血圧が高めの人は、少しでも減塩を意識した非常食選びができると良いかと思います。

 

・非常食でいちばん苦労するのは……血糖値が高い人

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非常食で1番苦労するのが血糖値の高い人。

非常食は保存を利かせるために砂糖を多く含んでおり、味付けも甘めの食品が多くなっています。

また、支援物資も菓子パンやお菓子など保存がきくため甘いものが運ばれてくることが多いです。

そのため、血糖コントロールができなくなり、病気自体を悪化させてしまうことも。

非常食を買う際には、味が付けられていないものを数点買っておくなどして、糖を意識した食選びができると良いかと思います。

 

・環境の変化に弱い、高齢者のいる家庭の非常食は?

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高齢者は環境の変化に非常に弱く、特に被災すると食欲が落ちてしまい、低栄養状態となることも。

「メイバランス」などの栄養補助ドリンクを常備するなどして、食べられなくなった時に備えましょう。

「メイバランス」は常温で保存でき、そこそこ日持ちもする上に栄養と水分が一緒に摂れるので、おすすめです。

 

・お子さんの非常食も準備してますか?

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赤ちゃんやまだ普通のご飯が食べられないお子さんの非常食も準備していますか?

粉ミルクや離乳食は特に保存も利きますし、赤ちゃんも日ごろから食べたり飲んだりしているものですから安心ですよね。

「ミルクや離乳食なんて一時のことだし大丈夫だろう」と思わずに、ぜひ備えておいてほしいものです。

 

■食べながら買い足す「ローリングストック法」で、その人に合った保存食を

「ローリングストック法」をご存知でしょうか。

ローリングストック法とは、日常的に非常食を食べて無くなったら買い足していくことで、常に新しい非常食を準備することを指します。

今は非常食のクオリティが上がり、普段も食べたくなるくらいおいしい食品がたくさんあります。

また、非常食売り場に売っている食材にこだわらなくてもいいのです。

例えば、保存が利く無印良品の無添加食品を非常食にすれば、健康にも良いです。

「アマノフーズ」の減塩食レトルトを普段の食事に取り入れるのも良いと思います。

 

ローリングストック法を取り入れ、常にその人に合った新しい非常食をストックし、家族みんなが被災後誰一人困らずに過ごしていければいいなと思います。