「固定資産税」知らないと損する基礎知識。おトクになる裏ワザは?

「固定資産税」知らないと損する基礎知識。おトクになる裏ワザは?

よっしー / PIXTA

家を購入する時にかかる費用の中で、しっかり考えておかなければならないのが「固定資産税」。

なぜなら、固定資産税はそれなりに高額で、しかも毎年必ずかかる「ランニングコスト」だからです。

「だいたい幾らくらいの金額を払えばいいの?」

「少しでも節約するためにはどうしたらいいの?」

という疑問は、家の購入時にしっかりと把握しておきたいですよね。

そこでここでは、固定資産税の基本的な知識をご紹介します。

 

■基礎知識その1:「1月1日時点」で所有している家や土地にかかる税金

固定資産税とは、土地、一戸建ての家屋やマンションなどを所有している人にかかる市町村税です(※東京23区内だけは、特例として都が課税しています)。

毎年1月1日現在、その土地や家屋を所有している人に対して税金が課せられます。

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それなら、「もしも中古物件を1月2日以降に購入した場合、固定資産税を支払わなくていいの?」と思いますよね。

筆者の場合、中古住宅を購入したので、契約のときに、以前の持ち主が納税した分を日割りで計算して支払った記憶があります。

このようなやり方は、特に法律などで決められているわけではないのですが、日本の不動産取引では日常的に行われているようです。

売る側・買う側どちらにも公平な方法なのかな、と思いました。

 

■基礎知識その2:基準となる「固定資産税評価額」は、売買金額とは違う!

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さて、気になる税額ですが、市町村長が決定した「固定資産税評価額」(以下、評価額)に、標準税率の「1.4%」をかけた額を支払います。

ただし、土地に関しては、その土地に住宅が建っている場合、減額措置があります。

住宅1戸について、200平米以下の住宅用地(小規模住宅用地)・・・課税標準額×1/6

住宅1戸について、200平米以上の住宅用地(一般住宅用地)・・・課税標準額×1/3

支払う税金の金額を決める元となる「固定資産税評価額」は、売買した金額とは異なります。

自分で調べたり算出したりするのは至難の業。

売買をする不動産会社などに、必ず「評価額はいくらなのか?」を確認しておきましょう。

それでは、ここで試しに計算をしてみることにしましょう。

土地の評価額が2,100万円、家屋が1,500万円だったとします。

土地 2,100万×1/6(小規模住宅用地の場合の減額措置)×0.014(標準税率)=49,000円

家屋 1,500万×0.014(標準税率)=210,000円

合計で259,000円が年間に支払う固定資産税となります。

また、不動産の資産価格は変動するため、「評価替え」といって、3年に1度評価額を見直す制度があります。

ちなみに筆者は横浜に住んでいますが、昨年評価替えがあったのか、総額で1万円強減額されていましたよ。

収める時期(納期)はお住まいの市町村によって違いますが、年4回に分かれています。

先ほどの試算で出た259,000円だと、1回の支払いが64,750円になる、というわけです。

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毎年第1期の納期月あたりにその年の「納税通知書」が送られてきます。

そこに「課税明細書」も同封されているはずなので、上記の計算に間違いがないか、確認してみましょう。

 

■おトクになる裏ワザは? 減額措置が適用できるかも。

それでは、固定資産税が少しでも減らせる裏ワザはあるのでしょうか?

税金ですので、さすがに「裏ワザ」というわけにはいきませんが、新築住宅を購入した方は要チェック!

固定資産税の減額措置が適用されるかもしれません。

床面積が50平米以上、280平米以下の新築住宅の場合、3年度分の固定資産税が1/2に減額されるのです(※認定長期優良住宅の場合は5年度分。要申告)。

逆に、以前新築住宅を購入され、「あれ? 急に固定資産税が高くなったな」と感じた方は、おそらく3年の減額期間が終了しただけかもしれませんので、ご注意を。

また、納税通知書に記載された土地や家屋の評価額が「明らかに高いのでは?」など不服があるときは、管轄の市町村役場に確認してみてください。

まれに徴収額が間違っていたり、減額措置が取られていなかったりするケースもあるようです。

明細書をよくよく読んで、間違いに気付けるようになったら、あなたはもう“固定資産税マスター”です!

 

いかがでしたか?

とっつきにくい税金の計算ですが、これから決して安くない金額を毎年払い続けるのですから、とても大事なことですよね。

固定資産税のことやその税額を正しく知って、賢くやりくりしましょう!

 

【参考】

東京都主税局HP