完成したら…イメージと違う! 住宅購入で失敗しないための「モデルルーム」3つのチェックポイント

YsPhoto / PIXTA

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住宅購入前に、必ず訪れるのが“モデルルーム”です。

「我が家がこんな風になるなんて、ステキ!」と夢と期待で胸膨らむ瞬間ではないでしょうか?

最近、友人が購入した新築マンションの内覧会に同席する機会があったのですが、室内に入るなり友人が「モデルルームより狭く感じる」「ロフトへ上がる階段の蹴込がもっとあったはずなのに」と不満を口にしていました。

そこで、大きな買い物である住宅購入での後悔・失敗を少なくするために、マンション・住宅のモデルルーム見学で注意すべき点3つをご紹介します。

 

■1:「帖数」表記には2種類ある

yoko sazaki / PIXTA

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「モデルルームより狭く感じる」という感想は、新築マンション・住宅を購入した知人から結構耳にする話。

これは、モデルルームをそのマンションや住宅シリーズの中で、1番開放的で広い間取りで作っているためです。

また、間取り図に書かれている帖数にもギャップが生じることがあります。実際に友人宅でも5帖と書かれた部屋は4.5帖ほどしかありませんでした。

ただ、これは詐欺ではないのがまた厄介。

帖数表記は、実際の床の広さ(内法面積)でなく、壁の芯から芯までの壁厚も含んだ広さを算出している場合(壁芯面積)もあるのです。

そのためモデルルーム見学時は、希望する間取りになるとモデルルームとどう異なるのかを確認するのと、広さが見ているものよりもひと回り小さくなることを想定して検討しましょう。

 

■2:インテリアの「プロの仕事」に騙されるな

コーチャン / PIXTA

コーチャン / PIXTA

さらに、モデルルームに置かれている家具にも要注意。

インテリアスタイリストが、空間をより広く見せるために、背の低いものや一般的なサイズよりひと回り小さいサイズの家具をレイアウトしている場合がほとんどなのです。

そこで、モデルルーム見学前に、自宅で使用している家具のサイズを測って、実際と照らし合わせるのが有効でしょう。

とは言え全て計測するは大変なので、空間の印象に大きく左右するダイニングテーブル・ソファ・ベッドの3つを最低限抑えるのがおすすめです。

 

■3:標準仕様のモデルルームを見よう

taka / PIXTA

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モデルルームと完成品とのギャップが生じる1番の原因は、モデルルームの壁や床に“オプション”がふんだんに取り込まれていることです。

最近のモデルルームでは、調湿や有害物質を提言する機能を持つ壁・エコカラットがリビングの壁に設置されていることが多いそうですが、これもあくまでも“オプション”です。

対応策として、標準仕様のみのモデルルームがあればそちらを見るのがベストですが、ない場合は標準仕様のイメージ画像をモデルルームと照らし合わせながら見たりすることで、より購入を検討している空間に近づけましょう。

手間は掛かりますが、どこまでが標準で、オプションはどれかきちんと確認することが、”モデルルームマジック”に掛からないための最善策です。

 

■モデルルームは「完成品」でなく「理想の空間」

以上3点がモデルルーム見学時のチェックポイントですが、完成品がイメージと異なってしまうのには、施工途中での設計変更も関わってきます。

友人の漏らした「階段の蹴込がもっとあったはずなのに」という言葉の裏には、モデルルームマジックの他に、契約後の天井高の変更や初期の設計不備がありました。

設計変更は時々あることなので、設計変更の通知があったら、それに伴って変更される点もしっかり聞いて、納得できない点はとことん話し合いましょう。

 

モデルルームは完成品見本ではなく、憧れの暮らしがスタイリングされた「こうだったらいいよね」という理想の空間です。

優雅な雰囲気に流されて購入を即決することなく、1度家に帰り冷静になってから改めて購入を検討することが大切ですよ。