要注意!「住宅ローン」審査に通りやすい人 or 通りにくい人は、こんな人!

要注意!「住宅ローン」審査に通りやすい人 or 通りにくい人は、こんな人!

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住宅を購入する際に避けて通れないのが、「住宅ローン」。

中には「キャッシュで一括購入!」という強者もいるかもしれませんが、数千万円という高額のお買い物ですから、ローンを前提に考える人が一般的ではないでしょうか。

でも、この住宅ローン。

審査があって、その「審査に通らない」というケースがあるのをご存知ですか?

ローン審査とはどんなものなのか、審査に通りにくい人とはどんな人か、見ていきましょう。

 

■事前審査に通らない人が増えている!?  住宅ローンの審査には2種類ある

そもそも、住宅ローンの審査とはどんなものなのでしょうか?

マイホームを購入する際に住宅ローンを借りると決めたなら、まずは審査に通らなければなりません。

住宅ローンの審査には、金融機関が行う「事前審査(仮審査)」と、信用保証会社が行う「本審査」の2種類があります。

要注意!「住宅ローン」審査に通りやすい人 or 通りにくい人は、こんな人!

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事前審査は、住宅ローンを申し込む予定の銀行などが行います。

必要な書類は、運転免許証(本人確認ができるもの)のほか、健康保険証(勤続年数が確認できるもの)、給与所得者の方は直近の源泉徴収票(収入を確認できるもの)、印鑑など。

それらによって、申し込みをした人の完済時の年齢や返済能力が判断され、だいたい2日から1週間程度で住宅ローンが組めるかどうかが決定するのです。

この事前審査に通って初めて、住宅ローンの話が前に進み出します。

しかし、最近ではこの事前審査に通らないケースが増えているそうなのです。

 

■「自営業者」はローン審査が通りにくい?

実は、なんと筆者も以前、事前審査に落ちた経験があります。

十数年前、初めてのマンションを購入しようとした時のことです。

マンションのモデルルームで、担当者が渋い顔をしたのは、筆者が「自営業者」だと聞いたときでした。

「自営ですか……。それなら直近の源泉徴収票だけでなく、確定申告書と会社の決算報告書を3年分持ってきてください。」

しかし、その時筆者は夫婦で会社を立ち上げて2年目。3年分の書類はないと告げると、

「それなら、多分審査に通りませんね」

と、けんもほろろに言われてしまったのです。

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話によると、金融機関が住宅ローンを貸しやすいのは「公務員・大手企業の会社員」で、「自営業者や個人事業主には貸しにくい」そう。

これは、当時の担当者だけでなく、その後様々な売買の場面で不動産会社の担当者や金融機関担当者の、ほぼ一致した意見。

つまり、大金を稼いでいるプロスポーツ選手よりも、年収500万円の公務員の方が審査に通りやすいというわけです。

 

■こんな人は要注意。審査に通りにくい人の条件って?

国土交通省が発表した「平成26年度民間住宅ローンの実態に関する調査結果報告書」を見てみると、「雇用形態」の審査では「派遣社員・契約社員は対象外」としている金融機関も多くあります。

自営業者は「貸しにくい」程度で済んでいますが、最近では派遣・契約社員として働く人も多く、最初から「対象外」といわれてしまうのは、大変な向かい風と言わざるを得ませんよね。

近年、住宅ローンの審査に落ちてしまう人が増えているというのも、このあたりに原因があるのかもしれません。

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先日伺ったお宅では、ご主人が個人事業主、奥様が会社勤めなので、奥様の名義でローンを組んだ、と聞きました。

共働きの場合は、ローン審査に通りやすい方の名義でローンを組むのも一考の余地がありそうです。

ちなみに、国交省の資料によると、最も重要視される審査項目として「完済時年齢、借入時年齢、返済負担率(※1)、健康状態、年収、担保評価(※2)、勤続年数」などが挙げられていました。

※1 返済負担率・・・年収に占める年間返済額の割合のこと。例えば、年収500万円で月の返済額が10万円の場合

(10万円×12カ月)÷500万円×100=24%

この数値が低ければ低いほど、余裕をもって返済できるということになります。

 

※2 担保評価・・・ローンの融資を行う際、借り手が返済できなくなった場合にも金融機関が資産回収できるように、不動産などの「担保」をとることが普通です。

 

担保となる不動産は、これから購入する予定のもので、評価は金融機関が行います。

この金額が低いと、ローンで借りられる金額が少なくなってしまいます。

 

■買う気になったのにローンが組めずに諦めた、というケースも

また、筆者がマンションを売却しようとしたときには、買い手側がローン審査に落ちたことで、話がご破算になってしまったことがありました。

不動産会社の担当者に話を聞くと、どうやら買い手のご主人に未払いの借金があった様子。

ご主人は「えっ、それぐらいの金額で引っかかっちゃうの?」と驚かれたほど少額だったようですが、すっかり買う気になっていた奥様の怒りは収まらず、しばらく修羅場が続いたとか……。

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金融機関は、審査の際に「CIC(指定信用情報機関)」に問い合わせをして、申し込みをした人の信用情報を確認することになっています。

例えば、10年以内に自己破産をした人、借金の返済が滞っている人、また税金を滞納している人などはいわゆる「ブラックリスト」に載ってしまっている状態であるため、ローン審査に落ちてしまう可能性が高いのです。

 

せっかくマイホームを手に入れようと思っても、住宅ローンが下りないとすべての計画が台無しになってしまいます。

CICでは、自分の信用情報を確認することもできるので、心配な方はぜひ一度問い合わせてみてはいかがでしょうか。

 

【参考】

国土交通省「平成27年度民間住宅ローンの実態に関する調査結果報告書」(PDF)

CIC (指定信用情報機関)