チャンスは2度ある!? 「どうして買ったの?」住宅購入のきっかけを聞いてみました

チャンスは2度ある!? 「どうして買ったの?」住宅購入のきっかけを聞いてみました

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「いつかは家を買う!」という漠然とした思いが、「それって、いつ?」「今じゃない?」に変化するタイミング、きっかけとは何なのでしょうか。

筆者も住宅の取材では、必ずヒアリングする部分です。

そんな「夢が現実に変わるとき」について、今回はせまっていきます。

 

■家を買うなら30代!? 結婚や子育てで住まいを考える世代

住宅を購入する人が多いのは、何歳くらいなのでしょうか。

国土交通省が発表した「平成27年度 住宅市場動向調査」で、昨年度、住宅を初めて取得した世帯主(一次取得者)の年齢を見てみます。

注文住宅、分譲戸建住宅、分譲マンション、中古戸建住宅、中古マンションのすべてで、30代が最も多くなっていました。

平均年齢も、注文住宅で38.5歳、分譲マンション39.2歳などとなっています。

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ふじよ / PIXTA

では、きっかけは何なのでしょう。

取材でも30歳代の世帯主に話を聞く機会が多いのですが、1番多いのは子どもの誕生や就学です。

「引っ越しで転校しなくてもいいように」という子どもへの気遣いが大きいようですね。

場所選びでも通わせたい学校の近くで、夫婦共働きの場合はとくに、子育てについて周りのサポートが受けやすいところかどうかがポイントになってきます。

間取りでは、最初の子どもが誕生するタイミングでの購入の場合、子ども部屋は1つなのにドアが2つ……、というスタイルをたびたび見かけます。

将来、子どもの数が増えたときに中央に壁を設け、2部屋にしようというわけですね。

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「結婚を期に住宅を購入した」という声もよく聞きます。

その場合は購入の前に、夫婦それぞれが思い描くこれからの暮らしや、これまでの生活習慣についてよく話し合うことが大切です。

自分のなかの「当たり前」が、相手とは違うかもしれませんから。

事前にそれらを把握して認め合い、家選びや設計にも活かせれば、お互いにストレスのない暮らしが可能になるはずです。

 

■次のチャンスは50代! 心にも資金にもゆとりが生まれる世代

「平成27年度 住宅市場動向調査」には、住宅の取得が2回目以上という世帯主(二次取得者)についても掲載されています。

注文住宅、分譲マンション、中古マンションでは60歳以上、分譲戸建住宅では40代、中古戸建住宅では50代が最多。

平均年齢は、55歳になります。

2回目以上が対象ですから、建物自体が住み替えを考える状態になったということが、購入のきっかけとしては大きくなりますね。

けれども、二次取得者のほうが一次取得者よりも平均世帯年収は高く、住宅購入の自己資金率も高いことから考えると、経済的な理由も大きいはずです。

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50代からの住宅選びには、30代とは違った趣があります。

場所としては、将来、車に乗らなくなっても不自由しないところや、落ち着いて暮らせる環境が選ばれやすいようです。

子どもが独立している場合、間取りでは、夫妻それぞれの寝室や子どもの帰省時などに使用するゲストルーム、趣味のスペースがあるなど、より個性的になる傾向があると思います。

また、バリアフリーの徹底や、介護が必要になった場合の備えも重要なポイントです。

 

■自分に合ったタイミングで最良の暮らしを手に入れる

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千成ひょうたん / PIXTA

子育てが済んでからの住宅購入のよさは、取材でも度々感じてきました。

50歳代の夫婦が故郷の海辺に建てた家を取材したことがあるのですが、夫は首都圏の会社で働いている最中。

週末だけ泊まりに来る、セカンドハウスのような形でした。

でも、リタイアしたら、こちらに移り住むとのこと。

すでに夫は専用の部屋で趣味の物づくり、妻はガーデニングを楽しんでいて、移住後の心豊かな生活が目に浮かぶようでした。

30代での購入が難しそうな方は、この50代を目標に掲げてはいかがでしょうか。

 

【参考】

平成27年度住宅市場動向調査-国土交通省