家具作家でもないし職人でもない。しいて言うならクラフトマン!?【ハンドメイド作家を訪ねる】

 

大量生産、大量消費もいいけれど。

使い捨て、ファストファッションも、便利だし、使いやすいけれど。

「わたしが選んだ、こだわりの1つ」は、なんだかすごく愛おしく大切にしたくなるもの。

そんな雑貨やアイテムが、おうちに1つあると、素敵な空間になると思いませんか?

毎週日曜日は、そんな“こだわりのアイテム”にフォーカスして、その作家の想いやエピソードをご紹介します。

ナビゲートしてくれるのは、タレントとして、またテレビや映画などでも女優として活躍しているちはるさんです。

 

■相手の希望をちゃんと受け止めて、より良いものをつくってくれる

家具作家でもないし職人でもない。しいて言うならクラフトマン!?【ハンドメイド作家を訪ねる】

鉄平くんとの出会いは、かれこれ12年ぐらい前に私が出演していたテレビ番組。

まだ20代だった鉄平くんは、ディスプレイデザイナーのアシスタントをしていたのですが、男の人なのにちょっと可愛さもある、独特のセンスの持ち主なんですよね。

以来仲良くなって、私の家の本棚もつくってもらいました。

家具作家でもないし職人でもない。しいて言うならクラフトマン!?【ハンドメイド作家を訪ねる】

ちょっとくすんだ感じの色づかいがかっこいいのです

文庫本用と雑誌用の2種類のサイズの箱を自由に組み合わせられるので、すっごく使いやすいんです。

家具作家でもないし職人でもない。しいて言うならクラフトマン!?【ハンドメイド作家を訪ねる】

しかも木の断面に、アンティークの家具なんかによく使われているローズウッドの大鋸屑(おがくず)が貼り付けてあって、だた使いやすいだけじゃない、プラスアルファの楽しさがあるんですよね。

 

■家具作家でもないし職人でもない。強いて言うならクラフトマン

家具作家でもないし職人でもない。しいて言うならクラフトマン!?【ハンドメイド作家を訪ねる】

ハワイアンコアという固くて木目の美しい木でつくられた積層合板を天板に使ったローテーブル。奥の椅子は展示会用につくったもので、座面以外の部分が黒土で覆われているという、凝ったつくり。

鉄平くんは、どちらかというと自分からどんどんアピールするというより、「聞き上手」なタイプ。

私が「こうしたい、ああしたい」って言ったことをちゃんと受け止めた上で、さらにそこを広げていいものをつくってくれる。

家具作家でもないし職人でもない。しいて言うならクラフトマン!?【ハンドメイド作家を訪ねる】

ヘアサロン用のワゴン。両側から引き出しが使えて、サイドにはスプレーなどを掛けられるようバーがついています

アツい!っていう感じではないんだけど黙々と手を動かして、想いを形にしてくれる頼もしさがあります。

家具作家でもないし職人でもない。しいて言うならクラフトマン!?【ハンドメイド作家を訪ねる】

CHUMの2階にある器のお店「MUCHA」の床もいい感じに仕上げてくれました

肩書きは何?って聞くと「家具作家でもないし職人でもない。強いて言うならクラフトマンかなあ」とのこと。

うん、確かにその肩書きがいちばんしっくりくるかも。

 

【石岡鉄平さん  プロフィール】

デザイナー&クラフトマン

1976年熊本県生まれ。ディスプレイデザイナーのアシスタント、アンティーク家具店勤務を経て2007年にアトリエ兼工房Anguloを設立。

空間デザインやオリジナル家具・照明の製作などを手掛ける。

 

【ちはるさん プロフィール】

テレビ、映画、舞台などでタレント、女優として活躍するだけでなく雑誌・Web連載、著書など多彩なジャンルで活躍中。

オーナーである目黒のカフェ「CHUM APARTMENT」をはじめ、インテリアや雑貨などのセンスは長年多くの人の支持を集めている。

月刊誌『ESSE』(扶桑社刊)にて音楽に関するエッセイ「ちはるのハナウタ」も好評連載中!

 

※ 「ハンドメイド作家を訪ねる」は「ちはるのて」としてリライフプラスで連載中です!

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撮影/山川修一