「マンションギャラリー」には4つのタイプがある!タイプ別注目ポイント

 shimanto / PIXTA(ピクスタ)

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竣工前に販売を開始するマンションに欠かせないのが、マンションギャラリー。

マンションギャラリーとは、部屋の雰囲気を知るためのモデルルームだけでなく、部屋のカラーセレクトや共用部の内容、建物の構造や地盤、立地まで、そのマンションのすべてがわかるようにつくられた「マンションの総合展示場」なのです。

数多くのマンションギャラリーを訪れた筆者が、独断と偏見でタイプ分けしたマンションギャラリーのタイプ4つについてご説明します。

 

■タイプその1:「体験型」自然素材や免震構造を体験できる!

makochan0711 / PIXTA(ピクスタ)

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その名の通り、体験できるタイプのマンションギャラリーです。

そのマンションの特徴やいわゆる「売り」の部分にクローズアップしたものを体感することで、来場者はよりリアルにその良さを感じることができます。

例えば、自然素材を用いた内装材が特徴のマンションで、珪藻土が実際にどれだけ水を吸うものなのか、霧吹きで振きつけてみたり、調湿作用があるといわれる珪藻土の入った箱とクロス貼りの箱の中の湿度を比べたり、といったことができるギャラリーがありました。

また、免震構造が売りのマンションでは、大きな地震でも揺れが少ないという免震装置の威力がよくわかるような設備が体感できるコーナーが。

免震構造と耐震構造に設定した椅子に座り、震度6や7レベルの揺れを起こして、実際にどれくらい揺れるのかを体験できるのです。

体験型のマンションギャラリーでは、普段なかなかできない体験ができるのが楽しみのひとつといえそうですね。

 

■タイプその2:「展示型」通常はほとんどがこのタイプ

阿野陽 / PIXTA(ピクスタ)

阿野陽 / PIXTA

通常のマンションギャラリーは、ほとんどがこのタイプです。ただし、中にはものすごく「こだわった」展示もあり、「勉強になったなぁ」と思うことがあります。

例えば、東日本大震災の後に売り出されたあるタワーマンションでは、モデルルームをもう1つつくる予定を変更して、そのスペースに、防災関連の展示コーナーを設けました。

中でも圧巻だったのが、マンションに内に備える予定の防災備蓄品がすべてガラスケースに展示されていた様子でした。

震災で改めて防災の大切さを思い知った矢先だったため、防災備蓄品の中身にそれまで全く興味がなかった人にも、とても「刺さった」展示だったと思います。

ほかにも、二重床や二重天井などの構造を実物大の断面図で見せてくれるもの、建物模型のほかに建物下のくい打ちの様子を断面図で示した模型など、普通は見えない部分を見せてくれる展示は、マンションのことをより深く知るのにとても役に立つものです。

 

■タイプその3:「劇場型」ときにホロリとさせるような演出も!?

HHImages / PIXTA(ピクスタ)

HHImages / PIXTA

大規模マンションで時々見られるのが「劇場型」。

まるで劇場にでも来ているかのような仕掛けや、ときにホロリとさせるような演出が用意されているのです。

マンションギャラリーに行くと、肝心のモデルルームを見る前に「シアタールーム」に案内されると思います。

マンションのイメージ映像が数分間流される、まさに小さな映画館のようなものですが、たまに明らかに「凝りすぎ!」と思ってしまう映像がある場合も。

マンションに暮らす夫婦が、子どもの誕生や反抗期を経て最後には子どもが成長して巣立っていく……、というストーリー仕立ての映像には、不覚にも涙が出てしまいそうに。

また、某有名アニメーション会社が制作した物語形式の映像を見たこともあり、ちょっとした映画を鑑賞した気分になれました。

中には、大型の建物模型と映像が連動しているものなど、あまりの迫力と凝った演出に思わず「ポーッ」としてしまいそうになります。

 

■タイプその4:「コラボ型」人気インテリアブランドのスタイリングは見ごたえアリ

*ちはる* / PIXTA(ピクスタ)

*ちはる* / PIXTA

コラボ型でよくあるのが、モデルルームのスタイリングをインテリアメーカーやショップ等に依頼するタイプのものです。

「無印良品」「イケア」など、それぞれの持ち味が生かされたモデルルームの雰囲気は、見ごたえがあります。

また珍しいところでは、「日比谷花壇」やアウトドアブランドの「スノーピーク」とコラボしたモデルルームなども。

コラボ型には、そのブランドの知名度で集客を狙うデベロッパー側の狙いもありますが、見る側にとっても大いにインテリアの参考になるので、要チェックです。

 

マンションギャラリーの4つのタイプ、いかがでしたか?

どのマンションもよりたくさんの人に訪れてもらうため、手を替え品を替えてマンションギャラリーの見せ方を考えてくるものですね。

訪れる私たちは、それを「楽しませてもらう」くらいのつもりでいいのではないでしょうか。

ただし、ポーッとなりすぎて「即買う!」なんて言い出さないように、気をつけてくださいね。