本当にオプションなし?「規格住宅」こそシビアにチェックしたい!意外な落とし穴

HAKU / PIXTA(ピクスタ)

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家づくりで難しいのは、完成後のイメージをどうやってつかむか。

平面図や模型だけで完璧にイメージをつかむのは、一般の人にはなかなか難しいですよね。

そこで役立つのがモデルハウス。

言ってみれば、“リアルサイズの模型”ですので、サイズ感や設備、建具などの使い勝手、素材の質感など様々なことを体感できます。

「注文住宅」の場合は自由度が高いので、モデルハウスは参考程度という位置づけになりがちです。

ですが、その会社のモデルハウスをよく見たからといって、イメージと完成した家とのギャップが生まれないとは言いきれませんね。

「建売住宅」ならば見学した家そのものを買うのでイメージとの差はゼロですが、工事の過程を見ていないので、構造など内部に多少の不安は残ります。

ほぼモデルハウスで見た通りの住宅が手に入り、工事の過程も見ることができるといえば、「規格住宅」です。

そういう意味では、規格住宅は安心の多い家づくりの一つといえるかもしれまん。

実はそれでも、落とし穴はあるのです。

 

■優れたコストパフォーマンスなど、魅力がいっぱいの「規格住宅」

SIBOK18 / PIXTA(ピクスタ)

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「規格住宅」とは、間取りやデザインなど、あらかじめプランが用意されている住宅のことをいいます。

材料や設備を一括して仕入れているためリーズナブルですし、マニュアルもあるので施工会社が違ってもモデルハウスと差がない仕上がりが期待できます。

プランをイチから考える必要がないので、わずらわしい打ち合わせや設計期間が、注文住宅と比べてはるかに短くなるのも魅力です。

筆者も規格住宅の取材を何度もしていますが、例えば間取りなどは、多くの人にフィットするようによく考えられていると感じます。

kouchan / PIXTA(ピクスタ)

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また、使用する床材や壁紙、窓、建具、照明、設備機器などには、すべてにベースとなる標準仕様というものが設定されています。

それらの標準仕様のグレード自体が高い規格住宅も増えていて、コストパフォーマンスの高さには取材の度に驚かされます。

規格住宅には自由がないと思われがちですが、標準仕様の中にも選択肢はありますし、こだわりたい部分のグレードを変えたり追加したり。

オプションを利用すれば、個性も十分に発揮できるシステムになっています。

けれども、この「カスタマイズできる」というのが注意ポイントでもあるのです。

 

■これは標準仕様?それともオプション? ひとつひとつ細かくチェック

 fujiyaman / PIXTA(ピクスタ)

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規格住宅ならばモデルハウスで見た通りの住宅が手に入ると書きましたが、モデルハウスそのものにも、オプションが使われているケースが多いのです。

とくに、各社が力を入れ、高いグレードで建てたモデルハウスが多い住宅展示場を巡っていると、自然に目が肥えてくるもの。

規格住宅のモデルハウスでも「これはよく見る感じだから、オプションではないはず」という思い込みが生まれがちです。

追加で入れているもの、グレードアップされたものがどれなのかを、遠慮なくどんどんスタッフに尋ねましょう。

部屋の雰囲気を大きく左右する床材については、各スペースについて1カ所ずつ確認します。

玄関ホールやリビング、寝室の床は、オプションの高級材を使っている可能性があります。

Graphs / PIXTA(ピクスタ)

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意外に気付かないのが、ドアなど建具類のグレードアップです。

なかでも、リビングのドアは要注意です。

さらに、キッチンやトイレなどの設備類、照明器具も標準仕様かどうかを確認してください。

そして、モデルハウスについている参考価格はすべて標準仕様にした場合のものか、モデルハウスに使用したオプションも含んだものかを聞いてみましょう。

 

いかがでしたか。

規格住宅こそ、モデルハウスをシビアにチェックして、本当にイメージ通りの住まいを手に入れてくださいね。