オーブンいらず!ガスコンロでパンやケーキが焼けるスゴイ「鉄鍋」って、知ってる?

 

面白い鍋で何やら相方のベジ料理家・Yoshiが何かを焼いています。

最近、彼女はこの鍋にハマっていて、ついに料理教室まで始めたそう。

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鍋の中を覗き込むと焦げ付いた気配もなく、ケーキの焼け具合もばっちり美しい。

「これ、すごく便利でガスでパンを焼けるし、ミートローフも焼けるでしょ。コーンブレットにスパニッシュオムレツ……」

そんなにたくさんのレシピが、この鍋で本当につくれるの!?

正直、ちょっと半信半疑でした。

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■なんと1852年創業!「タミさんのパン焼器」って、いったい何?

料理人として非常に気になるこの鍋。

鉄鍋で有名な「OIGEN」のものだそう。

OIGEN(及源鋳造株式会社)とは、岩手県奥州市に本社があり、創業は1852年(嘉永5年)というからびっくり!

「この鍋ね。戦争で使われていたゼロ戦の使い道がなくなって、そのジュラルミンを加工して作られたのが始まりなんだって」とYoshi。

パンを鍋で焼くという発想が斬新ですよね。

しかし、なぜドーナツ型?

そもそも「タミさん」って……?

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Yoshiによると、

「戦後の食糧難の中で、子どもたちに何か食べさせてあげたいと思うタミさんが、街でパン焼き機として売られていた、このドーナツ型の鍋を購入したの。

当時はアメリカから小麦が支給されていたので、それを使ってこの鍋で子どもたちにパンを焼いてあげていたそうなのよ。

その後、子どもたちも巣立って何十年もたった後に、倉庫に眠っていたその鍋を、おばあちゃんになったタミさんが見つけて、50年ぶりにパンを焼いたそう。

その話を、たまたま知った娘さん。彼女の嫁ぎ先が南部鉄器の及源鋳造だったことから、とんとん拍子で南部鉄器でこのパン焼き機を作ることになり、タミさんは当時85歳で可愛い鍋のキャラクターになったのよ」

タミパンの「タミ」というのは、おばあちゃんになったタミさんの名前から来ていたんです。

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この鍋焼き機「タミパン」で料理の実演をし、その歴史も伝えているYoshiとタミさんとの写真を先日見せてもらった。

現在、タミさんは101歳。

まだまだお元気だそう。

タミパンがあれば、オーブンがなくてもガス台でパンやケーキが焼ける。

蓋を使えば目玉焼きやホットケーキもOK!

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外に持ち出して、キャンプでパンを焼くのも楽しそうだし、災害時にも役立ちそうです。

タミパンの可能性は、まだまだ広がりそうですね。

皆さんも、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?

 

【参考】

※ OIGEN