ちょっと待って!あなたの家に本当に必要ですか?【ウッドデッキ編】

g@wise / PIXTA(ピクスタ)

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唐突ですが、想像してみてください。

あなたは注文住宅を建てることになり、今から設計担当者と打ち合わせを始めます。

さて、間取りはどのような感じで、どこに何が必要だと話しますか……?

この「ちょっと待って!」シリーズでは、家づくりに存在する従来の“当たり前”や“流行”について、あえて疑問をもって迫っていきます。

今回取り上げるのは、「ウッドデッキ」です。

 

※ 「ちょっと待って!」シリーズの今までの記事を見てみる

 

■周囲から丸見えの空間を楽しめる? メンテナンスにも問題ない?

HAKU-№1 / PIXTA(ピクスタ)

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筆者が新築一戸建ての取材をしてきた富山では、10年以上前から「ウッドデッキ」を設ける家を多く見るようになりました。

取材をさせてもらう住宅は、基本的にハウスメーカーや工務店が施工事例としてアピールしたくなるようなつくりになっています。

そういう意味では、“一般的”とまではいえませんが、少なくとも取材では何度も見てきました。

リビング外側にウッドデッキを設けた住宅などは、室内から外に向かってフローリングが続いているので、室内が広く見えるという視覚的な効果もあります。

屋根(ひさし)がかかっていれば、ちょっとした雨でも外に出られます。

取材の際に、その利用方法を聞いてみると、若い世代を中心に多くの人が「バーベキューをするつもり」と答えていました。

住宅が密集している分譲地の真ん中にある家でも、です。

Snow Cat / PIXTA(ピクスタ)

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筆者が分譲地に住んでいたとき、すぐ裏の家でバーベキューパーティのようなものがあり、煙がひどく、慌てて家の窓を閉めてまわったということがありました。

周囲が開けた環境ならば、アウトドアリビングとしてとても有効です。

けれども、分譲地などの住宅密集地では周囲から丸見えになる場合がほとんど。

実際には、それほど利用されていないのではないでしょうか。

alps / PIXTA(ピクスタ)

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無垢材でデッキをつくった場合は、塗料の塗り直しなど、定期的なメンテナンスが欠かせません。

あまり手のかからない無垢材もありますが、価格は高くなります。

目が行き届きにくい土台部分の腐食にも注意が必要です。

 

■“使える”スペースにするならば、フェンスを上手に利用して

トシオ / PIXTA(ピクスタ)

トシオ / PIXTA

ウッドデッキをバーベキューなどで使用したいなら、植栽やフェンスで囲んでしまってもよいでしょう。

煙も少しは横方向へ流れにくくなるはずです。

子どもが小さいなら、ビニールプールを出すこともあると思いますので安心です。

フェンスもルーバータイプなどにすれば、適度に風も通り、閉鎖的になりにくいでしょう。

kou / PIXTA(ピクスタ)

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また、家をコの字型にして中庭をデッキスペースにすれば、さらに使いやすい場になりますね。

樹脂を使った木調の材料で作れば、メンテナンスもラクです。

ウッドデッキを考えるならば、まずはその場所に実際に立って、自分がウッドデッキでやりたいと思っていることをリアルに想像してみてはいかがでしょうか。