クーラーの代わりに打ち水を!これで快適に過ごせます

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毎日こうも暑いと、とてもクーラー無しでは生活できなくなってきました。

しかし、田舎の家に行くとなぜか扇風機でもそこそこ過ごせる、という経験をしたことはありませんか?

昔の人は、冬の寒さより夏の暑さを優先して、建物を建てていたので、夏はとても涼しい家作りになっているんです。

クーラーの冷たい風より、南から入ってくる涼しい風が心地よいのです。

今回は、昔の庶民の知恵から、クーラーがなくても涼しく生活できる「打ち水」の正しいやり方をご紹介します。

 

■江戸時代から伝わる庶民の知恵「打ち水」

江戸時代より続く「打ち水」。

夏の暑さを和らげるだけでなく、道の土埃をしずめる、客を招く時に玄関先や道に水を撒くことで心地よく迎える、お清めの意味、などの目的があったそう。

近年では、冷房機の普及に伴う窓を閉めた生活時間の増加、高層住宅の普及に伴う打ち水の恩恵を受けない世帯の増加、土埃の減少で、打ち水をする人が少なくなりました。

しかし、2003年頃から社会実験として打ち水大作戦が行われ、打ち水が見直されてきています。

「涼しげな感じ」という感覚的な効果だけでなく、気温も2度ほど下がると証明されています。

 

■「打ち水」は、朝か夕方にする!

・午前中の比較的涼しいうちに打ち水する

・太陽の傾きかけた夕方

日差しがきつい日中に、日が直接当たっているコンクリート上に打ち水してしまうと、すぐに気化して水蒸気となり、かえってムンムンとしてしまうことがあります。

 

■ベランダでも効果あり

マンションで熱気が入ってくる1番の場所は、やはり大きな窓があるベランダ。

ベランダに打ち水をすると、涼しい風が入ってきて、午前中はクーラーなしでも過ごせます。

路面だけでなく、屋上や、ベランダでも、「壁打ち」でも、室外機の周りでも効果があるようです。

ただし、マンションのベランダで打ち水をする場合はお隣さんのベランダに入らないように気をつけましょう!

 

■打ち水の水は「2次利用水」で!

平成の打ち水は、環境問題の一環として行われています。そのため、水道水を使うのではなく、お風呂の残り湯などを使いましょう。

 

■「よしず」を利用するとなおよし

大きいけれど、手っ取り早く利用できるのが「よしず」です。
すだれ(軒につるす)と違い、軒下やベランダの吐き出し窓に立てかけて使います。

よしずにもジョーロを使って水をかけることで、水が蒸発することによる気化熱で、外気より2、3度涼しい風が入ってくるのです。

 

ぜひ、残りの暑い夏を乗り切るために「打ち水」生活を取り入れてみましょう!

 

【参考】

打ち水大作戦

【コラム】打ち水の歴史と効果 − 国土交通省