住宅ライターが教える「住宅情報誌やサイト情報の見方」と意外な落とし穴とは?

akey / PIXTA(ピクスタ)

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ひと口に「住宅を購入する!」といっても、建売住宅を買うのか、注文住宅にするのかでは、予算も探し方も違ってきます。

注文住宅にするにしても依頼するのは工務店なのか、ハウスメーカーなのか、建築設計事務所なのか……など、間口は意外に広いものです。

また、思い描く“我が家”にかかる予算の目安を知るためにも、まずは情報収集が必要になってきます。

今回はその情報収集のポイントと、落とし穴について書いていきます。

 

■まずは写真でたくさんの物件を見て、自分たちの“好み”を把握しよう!

xiangtao / PIXTA(ピクスタ)

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筆者が取材先の新築住宅にある本棚でよく見かけたのが、住宅雑誌です。

なかには、筆者が執筆した記事を見て依頼先を決めたという方もいて、嬉しかったものです。

ただ、メディアから得る住宅情報のほとんどは、写真などのビジュアルが占めていると思います。

ライターとしては残念ですが……。

 HHImages / PIXTA(ピクスタ)

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ビジュアル情報のよいところは、

「自然素材をたくさん使った家が好き」とか、

「コンクリートの打ちっぱなしがカッコいい」とか、

自分の心が奪われる雰囲気がどういったものなのかがわかってくることです。

好みは自分だけでなく、一緒に暮らすパートナーと一致しているかも、写真を見ながらチェックしましょう。

もしズレがある場合は、その中間の雰囲気にするのか、あるいは空間によって分けるのかなどを考えておくと、あとでモメめることが少なくなると思います。

LIAISON / PIXTA(ピクスタ)

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施工実例として掲載している家は、その会社にとって自信がある雰囲気だと思います。

例えば自然素材を得意としている会社ならば、その方面のノウハウを多くもっているはずです。

材料を卸す会社とのコネクションが深く、良質なものが安価で手に入る場合もあるでしょうし、材料の扱いに慣れた職人さんを使っている可能性も高くなります。

 

■住宅雑誌チェックは「顔出し」がポイント…!?

Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)

Fast&Slow / PIXTA

また、雑誌やHPに掲載されている実例写真を見て、施主の満足度がわかる場合もあります。

一概には言えませんが、筆者の取材経験からすると、誰も写っていない場合はちょっと注意が必要かもしれません。

家族が写らない場合の多くは、顔がわかると仕事に支障があるとか、「恥ずかしい」という理由です。

それでも、工務店やハウスメーカーとの関係が良好ならば、顔がわからないように後ろ向きに写ったり、わざとブレるように写ったり、子どもたちだけが写るということもあります。

少なくとも、筆者の取材先で頑なに出演を拒んだ家族の一部は、家づくりに満足できなかった人たちでした。

 

■表示建物価格のからくりに要注意!「坪単価表示」には裏がある!? …かも。

もちろん、ビジュアルだけでなく文字情報も重要です。

チンク / PIXTA(ピクスタ)

チンク / PIXTA

注文住宅をうたっている会社でも、設備機器類などは「この中から選んでください」と言われ、それ以外を希望しても通らないことは多いものです。

より自由度が高い会社はそれが特徴の一つでもあるので、文章のなかに盛り込まれている可能性があります。

自分のこだわりを生かしたいなら、こういった視点での情報チェックが必要になると思います。

SoutaBank / PIXTA(ピクスタ)

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さらに、肝心の予算を考えるためには、表示価格のチェックは欠かせません。

価格は「建物本体価格」「建物本体工事価格」などと書かれていることがありますが、基準はバラバラです。

価格には何がどこまで含まれているのか、きちんと内訳表示があるものを参考にするとよいと思います。

筆者も取材中に、工務店やハウスメーカーの担当者に掲載する価格を確認したところ、あれこれ削った価格に変更されてしまったということがありました。

割安感のある価格を表示したほうが、依頼先の候補に入りやすくなると考えたのでしょう。

HAKU-№1 / PIXTA(ピクスタ)

HAKU-No.1 / PIXTA

目安として、建築費の坪単価が書いてある場合もありますね。

坪単価とは、一般的に、「建物本体価格 ÷ 延床面積(坪)」で計算されます。

建物本体価格に何が含まれているのかに加えて、延床面積が何坪の場合の価格なのかをチェックします。

他社と比べる際には、同じ基準で計算されたものである必要があります。

というのも、住宅の建設には面積に関係なく設備類など、家として機能するために最低限必要な費用があります。

延床面積が小さいと1坪あたりに占める最低限必要な費用の割合は高くなりますが、大きければ逆に、1坪あたりに占めるそれらの割合が低くなります。

その結果、坪単価は低くなるのです。

 

いかがでしたか?

住宅雑誌やウェブサイトの情報を、自分なりにきちんと読み込んだうえで、住宅購入に生かしてくださいね。