その存在は家族以上!? 「ペット」は子どもの一番の理解者になり得る?

 

よっし / PIXTA

癒しを与えてくれるだけでなく、時として家族以上に自分の理解者となってくれるペットたち。

ペットが子どもの情操教育にも役立つ、という話はよく耳にしますよね。

少子化の日本、ペットは兄弟のような役割を果たすことだってできるかもしれません。

 

■子どもとペットは一番の親友!

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ケンブリッジ大学のある研究において、種類にかかわらず1頭以上のペットと2人以上の子どもが家にいる77家族で、12歳の子どもを調査しました。

その結果、子どもたちは兄弟・姉妹よりもペットと強い関係があり、ペットとの方がうまく付き合えているということが分かったそうです。

この研究では、家で飼うペットが子どもの発達に大きく影響し、子どもの社会的能力と精神的安定に良い影響を与えていることも明らかになっています。

確かにペットを飼っている方やペットと共に幼少期を過ごされた方は、命の尊さや、自分以外の誰かを大切にする気持ちなど、ペットと暮らすことでしか得られない多くのことを知っていますよね。

ペットを飼う事での心の成長は想像がつきますが、研究ではペットの存在が兄弟・姉妹以上に、話を打ち明けられる立場であることも明らかとなっています。

なぜそのように感じ得ることができるのか、気になりませんか?

 

■「ペット=兄弟・姉妹以上」の関係になり得るのはなぜ?

ふじよ / PIXTA

研究に携わった、マット・カッセルス研究主任は以下のように述べています

 

ペットは言葉を完全に理解したり返事することはできませんが、ペットに打ち明けるレベルは兄弟・姉妹に劣りません。

ペットが理解や返事をしないのは、完全に中立的な立場だという意味でプラスになっています。

 

確かに、この研究の対象である思春期真っ只中の12歳の子どもは、血の繋がった家族に反発しやすい時期でもあり、自分とは何か?と自問自答を繰り返すことが多い時期。

言葉は発しないけれど、常に寄り添ってくれる存在に信頼を感じやすいという可能性は大いに考えられます。

のびー / PIXTA

筆者も中学生の頃、犬の散歩に行くことで気持ちが安定した経験もありますし、自分が一人でいたいときは自然と犬も自分に寄り付かない、など気持ちを分かってくれていると感じたことが何度もありました。

家族の帰宅を体いっぱいで喜んでくれ、自分の存在を常に肯定してくれるようなペットの存在は、確かに子どもにとって一番の親友であり、兄弟・姉妹としての役割を期待してもいいのではないでしょうか。

 

■子どもたちに動物と触れ合う機会を作る

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自分の親友や兄弟としての効果を期待できるペットの存在。

今後も増えるであろう、一人っ子や核家族家庭でもその効果は期待できそうですよね。

しかし、ペットを家族として迎え入れたいと思っても、住宅事情や家庭の事情でそれができない、という方も多いはず。

動物の存在はアニマルセラピーといって医療や福祉、教育の現場でも注目されており、アニマルセラピーの一環である動物介在教育では、正しい動物との触れ合い方や命の大切さを学んでもらう活動を学校の授業に取り入れています。

また、動物と触れ合うことのできる動物園もあるので、動物と触れ合う機会を作ることは十分可能です。

動物と触れ合う機会を設け、子どもの心を育む手助けや工夫をされてみてはいかがでしょうか。

 

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いかがでしたか?

研究で兄弟・姉妹以上に信頼できると判明したペットの存在。

思わず共感してしまう方も多かったのではないでしょうか?

ペットを家族として迎え入れることは大きな財産になりますが、様々な事情でそれが難しい人たちもたくさんいます。

教育の現場などで、動物と触れ合う機会が増える社会になることを期待します。

 

【参考】

※ ペットは子どもの一番の親友であることが最新の研究で明らかに

※ アニマルセラピーCAPP活動とは-公益社団法人 日本動物病院協会