実際に住んでみたから分かった!「外断熱マンション」が快適で経済的な理由とは?

まだまだ寒さが厳しいシーズン。

電気代が気になるけれど、暖房なしでは部屋が寒すぎて無理!という方も多いと思います。

私は「外断熱工法のマンション」に引っ越して3年。

以前住んでいたマンションに比べると、冬は暖房をつける時間がぐんと減り、夏はほとんど冷房をつけなくなりました。

外断熱工法のメリットとして、「結露がない」「カビが生えない」「夏は蒸し暑くならず、冬は冷え込まない」「電気代が安くなる」といったことを感じています。

では、外断熱工法とは具体的にどんなものなのでしょうか。

エアコンは一応各部屋についているのですが、外断熱工法のマンションに移ってからは、以前の住まいに比べると出番がグッと少なくなりました。

 

■コンクリートの外側に断熱材が入っているのが「外断熱」

セーラム / PIXTA

現在、日本のマンションの一般的な工法は、コンクリートの内側に断熱材を入れる工法です。

この工法では、寒いときにはコンクリートが冷え、部屋に冷気が伝わり、結露も発生しやすくなります。

また、夏はコンクリートに蓄熱され、熱気が入り込み、外気温が下がった後も室内が暑い、冷房が効きづらいといった面があります。

一方で外断熱工法の場合は、コンクリート自体を断念材で覆ってしまいます。

外断熱のメリットは以下の通りです。

  • コンクリートの温度が一定に保たれるので、外気温によって蓄冷、蓄熱されることがなく、室内の温度変化が少ない
  • 結露が発生しにくいので、カビも生えにくい
  • コンクリートの劣化が起きにくく、家の耐久性が向上
  • 光熱費が抑えられる

以前の住まいでは加湿器をつけると窓の結露がすごくて大変でしたが、現在は一日中加湿器をつけていても結露ゼロ。

実際に以前のマンションと現在のマンションの光熱費を比べてみると、今の部屋のほうが広いのに、大きく下がっていることがわかりました。

【私の自宅の場合】

2013年の電気代(30平米1LDK・エアコン1台)/1年間で約7万円

2016年の電気代(45平米2LDK・エアコン3台)/1年間で約5万円

体感的にも部屋の中にいると夏の暑さが気にならないので、今年の夏は就寝中にエアコンをつけた日はゼロ。

外断熱の効果は本当だったと実感しました。

 

■建築コストが高く、日本では導入例がまだ少ない

blanche / PIXTA

ただし外断熱のデメリットとしては

「建築コストがかかるので、分譲マンションの場合は価格が高くなる」

「部屋の壁がコンクリートなのでインテリア用にクギなどを打つのが難しい・許可がいる」

といったことが挙げられます。

日本ではまだ導入事例が多くない外断熱工法ですが、寒さが厳しい北海道などでは、既にあるマンションを外断熱に改修する動きも増えているそうです。

また、イギリスやドイツなど欧米諸国では、外断熱が主流のようです。

特にイギリスは、ひとつの住宅の平均寿命が100年以上と長いのも要因のようです。

温暖化が進むこれから、日本でも外断熱工法の住宅が増えるかもしれませんね。