偽装離婚や別居もアリだなんて!? 「保活」を住む場所から考える

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4月入園を希望する保育園利用希望者のもとに、入園可否通知が届き始めるこの時期。

未だ保育園を探すための「保活」は厳しい現状が続いています。

 

■離婚、別居、親を引越しさせる!? 保活のための驚きの手段

ひとり親だと保育園に入りやすくなるという、“加点目的”のために、一時的に籍を抜くという「保活離婚」を聞いたことはありますか?

「保活」を経験したことのある女性を対象にしたある調査によると、「実際にやる人はいると思う」との回答が7割超。

さらに「実際にやった人を知っている」「自分がした」という驚きの回答も見られました。

いかに女性が保育園を探すことに苦労するかが分かりますよね。

その他には、加点目的のために「夫と別居」「親に一時的に遠方に引っ越してもらう」などの苦肉の策も。

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保育園のために離婚や別居……。

そこまでやるの?と思ってしまうかもしれませんが、キャリア継続や家庭の事情もあり、入園希望者にとって保活は真剣そのもの。

「保活」のために他にできることって、何かあるんでしょうか?

 

■保育園入園以外の手段もある?

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すぐに解決しそうには思えない保活と待機児童問題。

そんな中、保育園の代わりにベビーシッターを利用する人が増えているよう。

内閣府の「ベビーシッター派遣事業」といって、サービスを利用すると1回の利用につき割引が受けられる制度もあります。

もしもベビーシッターに子どもを見てもらえるとすれば、保育園の送り迎えの時間のロスは確実に省けますし、保育園より風邪をもらってくる心配も減ります。

他人が自分の家で子どもの世話をすることにまだまだ抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、欧米ではベビーシッターに子どもを見てもらう例は珍しくはありません。

無資格でベビーシッターができるという現状に不安もありますが、お母さん自身や旦那さんが”信頼のおける方”と納得できるベビーシッターであれば、利用するのも手であると筆者は思います。

 

■あえて待機児童の少ない地域に住む

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保活には自治体によって保育園の入りやすさは大きく違ってくることから、保育園に入れる地域に自分達が移り住むという考え方もあります。

以前、日刊Sumaiでも”駅別”での待機児童数を把握することで、保育園に入れない!というトラブル回避の提案医療費補助など「子育て支援」が充実している自治体についての紹介をしました。

各自治体の待機児童数や、通勤や買い物のしやすさなどの立地条件を見て住む場所を選択してしまいがちですが、

最寄り駅の待機児童数や、医療費助成の充実を視野にいれた住む場所の選択をした方が、保活やその後の子育てにもプラスに働くかもしれません。

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しかし、既に住宅購入をされている方は、保活のための引越しは難しく、引越しするとしてもその費用や通勤時間など、様々な問題は必ず出てくるでしょう。

もしも保活のために引越しするのであれば、どこかで妥協しなければならない点が必ず出てくることを覚悟の上でしなければなりません。

自治体によって保育園利用の基準や仕組みが違い、情報も自分で収集しなければならない保育園探しは本当にエネルギーがいるもの。

保育園を本当に必要としている人が利用できる社会や制度の仕組みを早急に作らなければなりませんが、待機児童問題が叫ばれ続けてもう何年も経つのには辟易としてしまいます。

働き方を変えてみたり、ベビーシッターを利用したり、住む場所から考えたり……。

私たちが意識を変える時代になっているのではないでしょうか?

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いかがでしたか?

保活離婚や別居が現実となる社会は本末転倒のような気もします。

また、保育園を必要としている人が都心に集中しているために、待機児童問題は解決の糸口は見えてきません。

そういった意味では、住む場所から保活すること、都心から少し離れた場所で保活のストレスから逃れる、というのも手かもしれませんね!

 

【参考】

離婚してでも保育園に入りたい!母親たちの保活戦争はまだまだ続く【2017年保活実態調査】

「ベビーシッター派遣事業」の平成28年度の取扱いについて – 内閣府