対症療法はNG!”片付け・掃除ギライ”の人こそマネしたい「原因療法」って?

最近の掃除用洗剤は、本当にびっくりするほどよく落ちます。

「一瞬で汚れが落ちる」とか「みるみるうちに汚れが落ちる」なんてキャッチコピーのものもありますが、まさにその通りのものも。

しかし、“これさえあれば”と考えて汚れをためておくのは、「ちょっと待って!」と思うのです。

片付けも同様、「どうせ片付けてもすぐに散らかるから」と手が付けられない状態まで溜めておいて一気にモノを捨てる。

これは一時的な改善に過ぎず、いわば対症療法といわざるを得ません。

 

■ちょっと待って!成功体験がリバウンドを引き起こす

ためたモノ・たまった汚れが短時間で一気になくなると、これはこれで厄介なことになるのです。

(一時的に)スッキリした!キレイになった!という成功体験は、「またアレをやれば大丈夫」という甘えが生じます。

つまり前よりひどい状態になるまで片付けも掃除もしなくなるというわけです。

ダイエットと同じですね。

 

■たまってからではなく、ためないための対策をとる

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これに対し、モノがたまってから、汚れがたまってから、「どうしようか」と考えるのではなく、モノや汚れをためないようにするためにはどうすれば良いかを考えるのが原因療法。

忙しいからモノがたまったわけではなく「モノを買ってきてしまったから」もしくは、「モノを捨てなかったから」モノがたまったのだと考えるのです。

そうすれば、ためないようにするにはどうすればよいのかも考えられるはずです。

 

■時間、気持ち、スペースのどこかに「空間」を作るという発想

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概して、時間のない人は気持ちにも余裕がありません。

お部屋の中はモノが散乱し、スペースに余裕がなくなります。

そこで意識を変える取り組みとして、どこかに「空間」をつくってみるのはいかがでしょう。

何もしない時間を過ごす。

自分や誰かのために、とあれこれ考えない。

なかでも片付けは、目に見えて「空間」を作り出すことができる、一番分かりやすい方法だと言えます。

 

■やる気が出ない人は、脳の「側坐核」を刺激すべし

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やる気の発生に関係している器官を「側坐核」と言います。

側坐核は体を動かして作業をすると刺激されます。

またその効果を大きくする方法としては、短時間の集中で済む作業を連続させると良いそうです。

まさに掃除がこれに当てはまります。

いったん掃除を始めたら止まらなくなるのは、このためなのかもしれませんね。

 

■片付けることの本当の意味とは?

忙しい毎日を過ごされている方にとって、片付けや掃除が後回しになるのも無理はないのですが、モノや汚れが溜まった状態が将来的に続いていくことを想像してみてください。

大切なのは片付けや掃除をするという行為ではありませんよね。

片付いた部屋で、掃除が行き届いた部屋で、どんな暮らしを送るのか、ということに目を向けて欲しいと思います。

 

【参照文献】

『脳と気持ちの整理術―意欲・実行・解決力を高める』 (日本放送出版協会/生活人新書)