片付けが苦手な人に教えたい!収納しやすい「ラベリング」の手順5つ

 

整理収納の基本テクニックとして紹介されることの多い「ラベリング」

自分に合ったラベリングを採用すれば、探し物が減ったり、片付けやすくなったりといったメリットを実感できますが、自分に合わないラベリングでは逆に効果も半減。

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「誰のために」「なぜ」必要なのかに合わせて、「どこに」「なにを」「どうやって」ラベリングするかが成功の秘訣!?

その“考え方のステップ”をご紹介していきます。

 

■ 準備編:ラベリングの成否を分ける「事前準備」

まずラベルをつくる前に、考えなければならないことが2つあります。

【ステップ1:誰のために】

  • 自分のため
  • 特定の家族(ひとり)のため
  • 家族全員のため など

プラナ / PIXTA

最初は、誰のためのラベリングなのかを考えましょう。

自分のためのラベルであれば、“わたし”にとって分かりやすいのが一番です。

けれども、自分以外の家族のためであれば、その本人が理解できるラベルであることが大前提。

たとえば、まだ字の読めない子どものためであれば、文字のラベルは向かない可能性大。

家族全員のためのラベルの場合、片付けが一番苦手な人に合わせて考えると、うまくいきやすいようです。

 

【ステップ2:なぜ】

  • 見つけやすくするため
  • 戻しやすくするため
  • インテリア要素として など

次はラベリングする目的について考えていきます。

たとえば、家族がいつも“はさみ”を探しているなら、はさみの場所が分かりやすくなるようなラベルが必要かもしれません。

いつも家族が“車の鍵”をあちこちに置いてしまうなら、鍵を戻す場所を示すラベルがあるとよいかもしれません。

実用的な目的ばかりではなく、収納用品を飾るためのインテリア要素としてラベルを活用する場合もありますよね。

 

■ 実践編:ラベリングの目的が定まったら、いよいよ実践!

「誰のために」「なぜ」という2つの目的がはっきりしたら、いよいよラベルづくりに取りかかります。

そのステップは、以下の3つになります。

【ステップ3:どこに】

  • 収納用品に
  • 収納場所に
  • もの自体に など

「文房具」「レターセット」「市販薬」などと分類してボックスに収めている場合、それぞれのボックスごとにラベリングすると、特定のアイテムを見つけやすくなります。

たとえば、はさみを探している場合、「レターセット」や「市販薬」のボックスは探さなくていいですよね。

つまり、消去法で「文房具」だけを見ればいいので、探す手間も時間も節約できます。

先述の“鍵”も、収納すべき場所にラベリングしておけば、「戻す」ときに意識して、同じ場所に置きやすくなります。

似たボトルに入っていて毎回取り間違えてしまう調味料などは、ボトル自体に分かりやすいラベルをつけると、ストレスなくものを探すことができます。

 

【ステップ4:なにを】

  • 文字
  • 写真
  • 色や形(アイコンやイラスト) など

「どこに」ラベリングするかが決まったら、次は「なにを」ラベルの目印にするか考えます。

ラベリングといえば文字!と思う方も多いと思いますが、必ずしも全員に文字のラベルが効果的なわけではありません。

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たとえば、筆者自身はラベルに文字が書かれていても、瞬時に読み取れないタイプです。

ラベルをじっくり読み込まないと頭に情報が入ってこないようなら、探す負担も戻す負担も、結果的には減りません。

そういう人は、ものを探すときになにを手がかりにしているか、自分自身を俯瞰して考えてみると……。

筆者の場合、「だいたいこの辺りかな」という場所のあたりをつけたうえで、色や形といったデザインで、ものを探していることが分かりました。

そこで、自分用のラベリングには文字ではなく色や形を採用してみたところ、以前よりずっとストレスなくものが探せる、戻せるようになりました。

 

【ステップ5:どうやって】

  • マステやシールに手書き
  • 専用紙にプリント
  • 直接書く、貼る! など

最後はどのように書くかについて、考えましょう。

文字でラベリングする場合、もっとも簡単な方法のひとつが「マスキングテープ+手書き文字」です。

幅の太いテープなら、簡単なアイコンやマークも記載できます。

色でものを探すタイプなら、テープで色分けしてもいいかもしれませんね。

見た目の統一感を気にする方なら、専用のラベルライターがオススメ。

アイコンやマークが内蔵された高機能タイプなら、文字以外のラベルも簡単に作れます。

文字の読めない小さな子どもの“おもちゃ”やデザインを言葉で表現しづらい“バッグ”や“靴”といったアイテムには、写真ラベルが便利。

言葉を駆使しなくても、写真を見ればひと目で中身が分かります。

もちろん、直接ものに文字やアイコンを書いたり、目印になるようなシールを貼ったりしてもOK!

 

「誰のために」「なぜ」ラベリングするのかという目的さえはっきりしていれば、実践編の表現方法は自由です。

さまざまな方法を試して、“誰かにとって”使いたいものが見つかる/使ったものを戻せるラベリングではなく、“自分にとって”使いたいものが見つかる/使ったものを戻せるラベリングを見つけてくださいね。

(ライター: ライフオーガナイザー/クローゼットオーガナイザー さいとう きい)