木の家はどうして人を惹きつけるの?「丁寧な暮らしをしたくなる」その魅力とは

 

前回、木の家の魅力を知りたいと訪れた「無垢杢工房」。

次に訪れたのが、社員でもあり1級建築士でもある高山毅さんのご自宅。

職の利を活かして、ふんだんに木を使った家を建てられたのだとか。

玄関を入ると吹き抜けになった作業スペース

玄関を開けた瞬間に、製材加工所と同じ木の香りが……!

思わず編集部一同「いい香り〜〜!」

「もう1年くらい住んでるので、自分や家族は慣れちゃったんですけどね(笑)家に遊びにきたゲストからは良く言われます」

建材はもちろんのこと、フローリングや建具にいたるまで、全て栃木の無垢材が使われているのだそう。

撮影したのはまだ3月の上旬。雪がちらつく寒さだったのですが、フローリングはスリッパ無しで歩いても平気なほど、全くヒンヤリしません。

ドアや窓サッシなど、細部に至るまで木材が使われているからか、インテリアの統一感もステキです。

カーテンレールのアイアンや、ベンチは作家さんの一点ものだそう

床には「ひのき」、建材には「サワラ」や「スギ」など、高山さんの木材の知識がいっぱい詰まっています。「木の家」というと和テイストなイメージがありますが、アンティークなアイテムとの相性もバッチリ。

外壁も木で。ナチュラルでとっても落ち着く空間です。

どうしてここまで木の家にこだわりを感じるようになったのか、高山さんにお話しを伺いました。

 

■「丁寧なくらし」ってこういうこと、かも?

――木の家に住み始めて、変わったことはありますか?

土日に家の手入れをしたくなるんです。今までの家では、こうはならなかったなぁ。

フローリングもね、ちょっと物を落として凹んでも、濡れたバスタオルをかけておけば、水分を吸って次の日にはほとんど見えなくなるんです。

色んな所が愛おしくなって丁寧に暮らしたくなる。

今ね、チェーンソーがほしいんですよ(笑)

住んでまだ1年ですが、それでも少しずつ色々なところに手を加えたいんです。そういう気持ちにさせてくれる、それが「木の家」の魅力なんです、きっと。

 

■家だって「地産池消」。その土地の気候や風土に合ってるからこそ、心地いい。

――木の家を建てたいと思ったのは、やはり今の会社に勤めてからですか?

うーん、僕もともとハウスメーカーに居たんですが、そこでは「家を建てる」というより「家を買う」という感じでした。「もっと建築を極めたい……」と思った時に、木のことをもっと良く知りたいな、と。

栃木の場合は、土地が限られている首都圏と違って「家を建てる」というと木造で建てるのが当たり前なんですよ。

栃木で取れた材料で家を建てる。「地産池消」じゃないですけど、その土地で生まれた、その土地の気候や風土に合ったもので家を作りたかったんです。

――お客様も、とちぎ材で家を建てたいという人が多いんですか?

やっぱり、地元で取れたものをという人は多いですよ。わざわざ外国から持ってくるのではなくて、日本の気候に合った日本のものを使う。

木の家を建てたい人のうち感覚的に8割くらいは「身近に自然を感じていたい」という人が多いような気がしますね。

アウトドアが好きだったり、薪ストーブが好きだったり。外に自然が少なくてコンクリートとアスファルトに囲まれているからこそ、日々の生活の中に自然を取り入れたいのかも。

 

でも、「木の家」って実際のところどんな感じなのでしょうか?

シロアリや、耐火などの不安は……?

次回はそんな、ちょっと意地悪な質問をぶつけてみたいと思います。

 

 


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