リフォーム前提で「中古住宅を購入する」なら、ココだけは気をつけて!

 

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「予算的に新築は難しいから、中古住宅を買ってリフォームしよう」と考えている方も多いと思います。

“リフォーム済み”として販売されている物件もありますが、購入後にリフォーム、リノベーションをすれば、自分たち好みの住まいにできますね。

また、壁の塗装や床の仕上げ等、できるところはDIYすれば、より思い入れも深まることでしょう。

でも、ちょっと気をつけてもらいたいことがあるのです。

 

■「壁を全部抜いて広い空間をつくりたい」は危険!?

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リフォームを前提として中古一戸建てを購入する場合、「この部屋はこうしたい」といったある程度のイメージをもって、購入する物件を決めるのではないかと思います。

そんなときに思い浮かぶのが、テレビ番組でもお馴染みの「壁を豪快に壊す」シーンではないでしょうか。

壁を抜いて部屋をつなげれば、ゆったりとした空間が生まれます。

けれども、特に戸建て住宅の場合は、難しいケースが少なくありません。

木造では1番多い建て方の「木造軸組工法(在来工法)」では、軸、つまり“柱”が肝になります。

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図面で柱を表す□を○で囲んであるものは、“通し柱”といいます。

通し柱は名前の通り、土台から軒まで継ぎ目なく通した柱で、構造的に1階と2階をつないでいる重要なものです。

建物の四隅にしかないこともありますが、家の中にもあるケースも見られるので注意しましょう。

他にも、○で囲んでないけれど□の中に×と入ったものは“管柱”といい、通し柱と違って1階と2階部分で分かれていますが、重要な柱です。

壁の中にこのような重要な柱が入っていたら、柱ごと取ってしまうわけにはいきません。

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また、“筋交い”と呼ばれる構造材が斜めに入ったものは耐力壁ですから、この壁を壊すのも危険です。

でも残念ながら、耐力壁かどうかは、壁をはがしてみないとわからないことが多いようです。

DIYをする場合でも、壁を抜くような大がかりなリフォームを考えているならば、専門家に一度見てもらうことをオススメします。

また、壁面で建物を支える「ツーバイフォー工法」の場合は、バランスが崩れないようにするための専門知識が必要になります。

 

■床をはがしてビックリ!? 「予算オーバー」はリフォームにつきもの

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リフォーム業者に話を聞くと、1番難しいのが、見積もりだと言います。

もちろん、打ち合わせを十分にしてから見積もりを出しますが、特に一戸建てでは、実際の金額が見積もり額を大幅に上まわってしまうケースも多いそうです。

というのも、中古住宅は細かな情報が少ないことがほとんど。

実際に工事に入ってみて、わかることがたくさんあります。

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そこで基礎や構造といった家の重要な部分に問題が発覚すれば、その工事をしないわけにもいきません。

当然、別途費用が必要になってきます。

予算に余裕があればいいのですが、そうでない場合は、室内にかけるはずだった予算をそちらにまわすことになるでしょう。

 

いかがでしたか。

リフォーム前提の中古住宅購入ならば、できることと、できないことを考えたうえで決めたいものです。

そして、「購入後に工事をするから」と油断せずに、少なくとも住宅の診断(インスペクション)は受けてほしい、と個人的には思います。