9割の子どもが野菜不足…でも原因は「野菜嫌い」じゃなかった!?

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「子どもの野菜不足が深刻」というニュースを最近よく耳にしませんか?

ある調査によると、幼稚園・保育園、小学生、中学生、高校生のなんと9割以上が「野菜不足」と判明したのだとか。

「子どもは野菜食べないから……」と諦めているお母さん、実は子どもの野菜不足、”野菜嫌い”が原因ではないかもしれません。

 

■実は多い「野菜好き」の子どもたち

【お子様は野菜が好きですか。※お子様についてわからない方は、あなたが知る限りどうだったかをお答えください。】

好き嫌いが多く、野菜を食べないイメージの子どもたち。

しかし、調査によるとなんと野菜が好きな子どもは半数以上にのぼるんです。

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意外にも野菜嫌いではない子どもたち。

「野菜不足=野菜嫌い」とは言い難いこの結果。

それでも9割以上が野菜不足となるのはどうしてなのでしょうか?

 

■結局は「親」次第? 子どもの野菜摂取量

子どもの野菜が足りている家庭と、そうでない家庭。

その差は、「食事に対する意識」にありました。

【お子様の平日の食事を作るとき・買うときに意識していることをそれぞれすべてお答えください。】

3食のうち、その意識の差が特に顕著に表れたのは「朝食」。

例えば、子どもの野菜が足りている家庭は、「栄養バランスが良いこと」「野菜を多くすること」を意識。

一方で、野菜が足りていない家庭は、「すぐに出せる・調理できること」を意識している人が多いよう。

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つまり、野菜が足りている家庭は「栄養面」を意識して食事を作る傾向があるのに対し、足りていない家庭は、「調理の利便性」の意識が高い傾向にあるようなんです。

共働き家庭の増加や、朝のお弁当作りなど、忙しい朝は調理に時間をかけていられないという方が少なくありません。

朝ごはんは特に、政府が「早寝早起き朝ごはん」を推進しているように、子どもの健やかな成長のために重要な食事。

時間がないから、忙しいからといって、子どもに野菜を食べてもらうことを諦めてはいけません。

 

■「野菜摂取量」を増やす、ちょっとした3つのコツ

厚生労働省が発表する成人1日の野菜摂取量の目標は350g。

10歳以上の子どもも350gの野菜を摂取するのが望ましいとされています。

野菜が足りている家庭は、炒め料理煮た料理など加熱料理で摂取している家庭が多いようですが……。

【お子様と一緒に食べる平日の夕食において、野菜はどのようにしてとることが多いですか】

どうせ野菜を食べないから、毎回の食事で野菜の量なんて量っていられない!

と諦めるのではなく「どうしたら食べてもらえるか」を考えることが親の役目。

手軽に、野菜を継続して食べてもらうコツを3つご紹介します。

 

(1)好きな料理に混ぜるなどして形を変える

佐竹 美幸 / PIXTA

野菜の”形”を目にするだけで拒否反応を示してしまうお子さん、多いですよね。

フードプロセッサーなどで粉々にして、野菜の形を変えて料理に混ぜてあげるとすんなり食べてくれるかもしれません。

 

(2)苦手な野菜は味付けを工夫してみる

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「ピーマン=苦い」など、味のイメージが先行して野菜を食べてくれない場合、味付けに変化を持たせると苦手を克服できることも。

試行錯誤し、子どもが好きな味付けを見つけることが大切です。

 

(3)夕食をつくるついでに、朝食用の野菜を1品準備する

プラナ / PIXTA

1週間分の彩り豊かな作り置き野菜を作る必要はありません!

毎日キッチンに立つなら、夕食を作っているついでに朝食用の野菜を1品準備することは簡単ですよね。

夕食用の献立をまとめて作って、明日の朝にまわすというのも手です。

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筆者は、加熱調理することでかさが減る小さくなるほうれん草、小松菜、きのこ類、そしてプラス1皿作る際は調理の手間がかからない海藻類をよく取り入れています。

熱を加えることでかさが減る野菜は、量を摂取しやすくなるのでおススメです。

 

9割以上の家庭が野菜不足という現実。

ウチは大丈夫、という家庭でも実は野菜が不足しているかもしれません。

野菜の摂取量を増やすコツ、今日から実践してみてください!

 

【参考】

<31日は「菜(さい)の日」子どもの野菜摂取に関する意識調査>子どもの96%が野菜不足と判明!野菜が好きなのに野菜不足の子ども9割以上 子どもの野菜不足は野菜嫌いが主要因ではないことが明らかに

「早寝早起き朝ごはん」国民運動の推進について – 文部科学省

栄養・食生活 – 厚生労働省