月いくらあればいいの?70代が考えるリアルな「老後に必要な金額」とは

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老後の不安といえば、真っ先に思い浮かぶのが「お金」のこと。

ある調査によると、貯蓄額が900万円以上あっても、実に7割以上が老後に不安を抱いているよう。

【あなたは、ご自身の老後の生活資金についてどのように思いますか】

老後も働く? 今からコツコツ貯めておく?

老後の「お金」について考えてみたことはありますか?

 

■「老後のお金」にまつわる不安は……やっぱり医療費と介護費

老後の「お金」の不安。

多くの人はどこに不安を抱く傾向があるのでしょうか。

あなたがお金にまつわることで悩んでいることをお答えください。(複数回答)【老後の生活資金不安別】

グラフを見てみると、老後の生活資金について、不安に思う方、不安に思わない方どちらも、老後の医療費や介護費に対する不安が大きいようです。

病気をしたときの医療費、入院や介護施設に入る場合はその資金がどれくらい必要かも、今の段階では分からないという人がほとんど。

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医療費や介護費は自分の命にかかるお金と考えると、「いくら貯蓄があっても不安」という気持ちも理解できます。

さらに老後の生活資金について不安に思う方は、「貯蓄ができない」「老後資金が準備できるか心配」など、老後のために貯蓄できるかどうかに大きな不安を感じる傾向にあるようです。

 

■結局、月いくら必要なの? リアルシニア70代が出した答えは……

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「夫婦で3,000万円あれば老後は安心!」などはよく耳にしますが、持ち家の有無や退職金、年金額、お金の使い方などより老後資金がどれくらいあれば安心かは、人それぞれ。

総務省の家計調査(2016年)によると、「高齢者夫婦無職世帯」では月の収入に対し5万円以上の不足が出ているとされています。

つまり、預貯金を月々5万円ずつ切り崩しているということになりますよね。

そこで、1か月に平均どれくらいのお金が必要か、それぞれの世代のイメージを見てみると……。

老後に必要だと思う資金について、70代以上の平均金額(月額)を見てみると26万7,050円。

若い世代の考える金額はイメージにすぎないかもしれませんが、老後の生活がスタートしている世代が考えるこの数字こそ、リアリティのあるものだと思いませんか?

 

■生活スタイルは、簡単には変わらない

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行動範囲も狭まり、出費も少なくなるとイメージしてしまいそうな老後。

ですが、高齢者は自分の健康のことも考慮し、食に関しては高級志向にあるといいます。

また、長年やりくりしてきたお金の使い方のクセは、急に変えようと思ってもなかなか難しいもの。

月々の生活費の不足分を想定して貯蓄額を考えることももちろん大切。

ですが、現在の自分のお金の使い方の傾向をきちんと把握し、同時に高齢者のお金の使い方の傾向を掴んでおくことも、老後資金の目標貯蓄額を定めるためには必要と言えるのではないでしょうか?

 

いかがでしたか?

多くの人が抱える老後の生活への不安。

しかし、不安を抱えているだけでは何も始まりません。

ファイナンシャルプランナーなどの専門家や、行政機関などの無料相談を利用し、老後の生活について考えてみることから始めるのもいいかもしれませんね。

 

【参考】

全国の20歳以上男女1,200人に聞いた「老後とお金に関する調査」

全国の20歳以上男女1,200人に聞いた「老後とお金に関する調査」第2弾 

家計調査報告(平成28年) – 総務省統計局