「勢いで買って後悔・・・負担金も」。中古マンション購入者のリアルすぎる体験談

 

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「中古物件を自分好みにリフォーム・リノベーションして暮らしたい」というニーズは高まりつつありますが、管理状態を詳しく把握するのはなかなか難しいもの。

なかには、購入前にしっかりとチェックしたのに、住んでみてびっくり、というケースもあるようです。

今回は、中古住宅購入者の残念な体験談を聞くことができました。

 

■まさか負担金が必要になるなんて!古いマンションならではの悩みに直面

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お話を聞いたのは、都内に住む40代後半の主婦、Iさんです。

約10年前に賃貸マンションから出なければならなくなり、中古マンションをローンなしで購入しました。

家族4人の暮らしに必要な部屋数や広さも十分で、状態も良好。

場所、周辺の環境なども申し分なく「勢いで買ってしまった」といいます。

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引っ越しをしたのは、クロスの貼り替えなどのリフォーム工事のあと。

住み心地はとてもよく、今もその快適さは変わらないそうです。

ただ、マンション自体は新耐震基準が導入された昭和56年よりも前、昭和40年代に建てられたものでした。

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「建物が古いのはよくわかっていたし、覚悟して買ったつもりでした」とIさん。

しかし入居してから、Iさん宅以外の部屋や共有部分では、古さゆえの不具合が多発していることを知ります。

なかでも深刻なのは、水漏れや地下部分の浸水です。

協議の末、資産価値を下げないためにも、耐震工事を行ったそうです。

修繕のために組合で積み立てていた費用ではまかなえず、別に負担金が必要に。

仕方がないとはいえ、思わぬ痛い出費になったといいます。

 

■「このまま住み続けても大丈夫なのか不安です……」

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何とか耐震工事はしたものの、その他の不具合への対策については見通しが立っていないそう。

組合では「建て替えればよいのでは?」という声も挙がっているようです。

小規模な低層型なので、大きなマンションに建て替えて今よりも入居者を増やし、その収入で建設にかかる費用をまかなおうというプランです。

けれども、マンションがある地域には、高さに関する建物制限があります。

今の場所で規模を大きくするというプランは、現実的ではありません。

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Iさんも貴重な財産を使って購入し、10年しか住んでいないのに、さらなる出費は困るでしょう。

家族は「住めるのならば、このまま住み続けたい」と話しているそうですが、他の部屋のような状態にならないとは言いきれません。

Iさん自身は、売ることも選択肢の一つだと考えています。

「ただ、売るにしても築年がかなり古いですから、売れるかどうかわからないですよね……。これからが不安です」。

 

いかがでしたか。

タイミングよく理想の住宅が見つかって、勢いで買ってしまったというIさんの行動も理解できます。

ですが、中古住宅を購入するときは資産としての見通しや将来について、冷静に考えておく必要があることを学ばせてもらいました。