家を火災保険で守る。火事だけじゃない!自然災害にも

Ryhor Bruyeu / PIXTA

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尋常でない大雨や強い台風。気象庁が発表する「特別警報」は数十年に一度の大災害が起こると予想される場合に発表されます。

台風、ゲリラ豪雨、竜巻や突風などの自然災害に、もしわが家が見舞われたら……。

今回はこういった災害から、いざという時に助けてくれる「保険」についてもう一度考えてみましょう。

 

■火事以外も補償する「火災保険」

「火災保険」といえば“火事”のイメージが強いですが、火災保険は火災だけでなく、風水災などの自然災害によって「建物」や「家財」に生じた損害も補償します。

“想定外”の災害が頻発している昨今、わが家はどんな時にどんな補償が受けられるのか、加入している火災保険の内容を確認しておきましょう。

火災保険には、住宅火災保険や住宅総合保険など、従来からあるベーシックな商品のほか、近年主力となってきている、契約者が補償内容を自由に選べるタイプの商品などがあります。

 

■竜巻や突風による損害は、補償対象内であることが多い

いつどこでおこるのか、予想が難しい竜巻や突風。

竜巻や突風による損害は「風災」にあたり、火災保険に風災の補償がついていれば補償されます。

風災は基本的には「風災・雹(ひょう)災・雪災」のセットで補償されていて、多くの場合は火災保険の基本補償に含まれています。

竜巻や突風による被害のほか、台風などの強風によって屋根がめくれたり、物が飛んできて窓ガラスが割れたりした場合も補償の対象です。

 

■河川の氾濫や、土砂崩れによる損害は?

大雨による河川の氾濫により、家が流されたり床上浸水したといった損害は「水災」にあたります。また、土砂崩れにより家が倒壊したり流されたりした場合も「水災」にあたります。

「水災」は基本補償に含まれる商品と、任意で付け加える商品があります。わが家に水災のリスクがある場合は、水災の補償がついているか確認しておきましょう。

国土交通省のハザードマップポータルサイトでは全国の地方公共団体のハーザードマップが閲覧できます。

高台の家やマンションの2階以上なら補償が必要ない場合もあるでしょう。ただし、建物の裏が崖などで、土砂災害がおこる可能性があるなら補償を検討してみましょう。

 

■建物と家財、それぞれ契約が必要

自然災害で生じる損害は建物だけにとどまりません。

床上浸水で使えなくなった家電製品や家具類、衣類など、新たにそろえるにはそれなりの費用がかかります。

これらの家財の損害にも備えたい場合は、建物とは別に家財を対象とした契約が必要です。

住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)で融資を受けた建物について「特約火災保険」を契約している場合、家財についての契約はありません。家財の補償も希望する場合は、別途一般の火災保険の契約が必要になります。

 

■保険証券などで補償内容の確認を!

補償される範囲や免責金額、支払条件など保険会社によって補償内容は異なります。いざという時のためにも、まずは加入中の火災保険の契約内容をチェックしておきましょう。

また、災害救助法が適用された地域で、家屋等の流出により、保険契約の“手がかり”を失ってしまった場合は、日本損害保険協会の「自然災害損保契約照会センター」で契約照会を受け付けてくれます。非常時に備えて連絡先などをメモしておくとよいでしょう。

 

いかがでしたか? 万が一の時に、我が家とわたし達を守ってくる「火災保険」。不安を感じている人は、もう一度契約内容を確かめてみてくださいね。

 

【参考】

ハザードマップポータルサイト ー 国土交通省

自然災害損保契約照会制度について ー 一般社団法人 日本損害保険協会(リンク切れ)