どうしてそうなった? 【おもしろ外観の家シリーズ】no.7「電車リビングの家」

 

「どうしてそんなカタチになったの!?」と、思わず“2度見”したくなるような家を紹介する「おもしろ外観シリーズ」。

第7弾は、「電車リビングの家」!

家なの? 電車なの? どっちなの~? 果たして、その真相は……。

 

■どうして電車がこんなところに?

のどかな田園風景が広がる郊外の住宅地。

その中に忽然と姿を現した電車。

ここは鉄道公園なのかと思えば、さにあらず。れっきとした個人住宅なのです。

電車の横には駅舎のような建物。これは「プラットホーム」と名付けられたKさんの家。

現在30代のKさんが生まれた時から、この場に鎮座していたそうですから、まさに文化財級の車両。

実はこの電車、学校の先生をしていたKさんの叔父さまが購入されたもの。

当時は叔父さまの書斎として、また地域の人々の憩いの場として開放していたそうです。

ちなみにKさん夫妻は鉄道マニアではなく、「この場所に家を建てることになったので、初めは撤去を考えていました」と言います。

家の設計を依頼されたのは建築家の岸本貴信さん。

「せっかく地域の人たちにも親しまれてきた電車ですから、この電車を残したまま快適な住宅が建築できないかを考えてみました」。

 

■電車の中は、どうなってるの?

岸本さんが考えたのは、家を駅舎に見立てるということ。

家の基礎部分は高く立ち上げ、家と電車をつなぐプラットホームに仕立てるアイデア。

そして電車の中はというと……、細長ーいプレイルーム兼セカンドリビングになりました。

内の長さを利用して、中央にソファを配置。

左右にパパのコーナーと子どもたちの遊び場を振り分けています。

構造用合板で仕上げた内装も、適度にラフでとってもオシャレ!

これなら子どもたちをのびのび遊ばせてあげられますね。

 

■生活のベースはプラットホームの中に

電車の中はとても楽しいスペースだけど、家の中はどうなっているのでしょう。

家族の集まるLDKは、ざっくりした仕上げ。

見せる収納が、アメリカンスタイルの雑貨との相性も抜群です。

薪ストーブも設置しました。プラットホームは薪置き場としても大活躍です。

 

いかがでしたか?

誰にでも真似できる家ではではないけれど、皆さんも毎日の生活が楽しくなるアイデアを取り入れた住まいを考えてみてはいかがですか?

このユニークな家をもっと詳しく見たい方は「住まいの設計」もチェックしてみてくださいね。

 

設計/岸本貴信(CONTAINER DESIGN)

撮影/桑田瑞穂