42平米の超コンパクト!全部をつなげたワンルームは、夫婦だけの「個室」!?

 

マンションをリノベーションするときに、どの空間に重点を置くかは、その人によって様々です。

多摩エリアの社宅住まいだった松下さん夫妻は、部屋よりむしろルーフバルコニーがゆったりとさせること、できれば通勤に便利な都心の立地であることに重点を置き、2年ほど物件を探したという。

そして、たどり着いたのが、渋谷区富ヶ谷に建つ築18年のマンションだったのです。

 

■都心でも自然が豊か!42平米というコンパクトさも感じさせない「ペントハウス」のような空間!

松下さん夫妻が住むマンションは、7階建てマンションの最上階。

1998年築で、専有面積が42平米というお宅はコンパクトで、まるでペントハウスのような部屋である。

隣室がないため戸建てのような感覚で住むことができ、ルーフバルコニーも広々。

窓からは隣接する大学のキャンパスの緑が眺められ、夫妻は都心でも自然が豊かなことに驚いたそうだ。

バルコニーは居室の一部として利用している。

2人とも「ルーフバルコニーも部屋の延長気分で、室外での食事をすることもしょっちゅう。想像以上に広々と暮らせることに満足しています」と笑顔で話す。

 

 

先述とおり、こちらのマンションは42平米と、極めてコンパクトなお宅である。

そこでリノベーションでは壁を撤去して、1LDKを完全なワンルームにした。

ポイントは、限られた面積で“どう狭さを感じないで過ごせる部屋にするか”だったという。

設計・施工を依頼したのはアズ建設。

設計担当と打ち合わせを重ねた末に生まれた寝室も、ワンルームに造作のローボード収納を挟み、すっぽりと収めた。

おかげで、一気に空間が広がったとか。

また、天井や壁は躯体を露出させることで、ふかしていた厚みをなくし、わずかでも広さの確保に成功。

色ムラのあるコンクリートの表面が、しっとりした木質のインテリアと絶妙にマッチしているのだ。

 

■キッチンは対面式!コンパクトな部屋だけに、調理をしながら会話も弾み、テレビ観賞もOK!

キッチンは対面スタイルにして、造作で製作。

幅2700㎜のワイドサイズなので、作業スペースも広々!

ワークトップの奥行きも深めに取り、油汚れなどがLD側に飛び散らない工夫をした。

キッチンを対面式にすると、作業しながら会話も弾み、テレビ観賞もOK!

コンパクトだと思いのままに「ながら」ができて、ストレスがたまらない妻は喜んでいた。

家電類は壁面収納の下方が定位置。

炊飯器とトースターの棚はスライド式で、使わないときは場所を取らない仕組みになっている。

また、キッチンキャビネットの対面側は、マガジンラックに有効活用。雑誌の表紙が素敵だとインテリアにもなるのだ。

 

■夫のアイデアで、「衣類の収納」はベッドコーナーの壁面に!

リビングと隣り合うベッドコーナー。

モノをため込まない暮らしを心がける夫妻は、衣類収納も、左に見えるクロゼットと壁掛け収納で事足りているそう。

「壁面の衣類収納はご主人のアイデア。いろいろな提案は刺激になり、こちらとしても歓迎です」(アズ建設 設計担当・類家萌衣さん)。

奥の壁面はあえて余白を残し、こちらも空間の奥行き感を演出。

衣類を数着飾れば、好きな服がピックアップしやすくインテリアにもなり一石二鳥!

 

ベッドは枕元と脇の造作収納が絶妙の高さで、LDKから見えない設計。

ベッド脇の収納は両側から使える仕様になっている。

ボックスの出し入れで、フレキシブルに使える造作収納を枕元に置きました。

さらに上部をオープンにすることで、外部からの光がよく通るようになっている。

 

■ムダなスペースは一切なし!梁には夫の「トレーニング器具」を設置!

このように、コンパクトの部屋を効果的に使っている松下さん夫婦。

さらに梁にはトレーニング用の器具を取りつけ、懸垂に励む夫。

「前の家でも使っていました。コンパクトな家でもトレーニングはOK!」と、トレーニングしている様子を披露してくれた。

もっと詳しく見たい方は、ぜひ「リライフプラス」も参考にしてみてくださいね。

 

設計・施工/アズ建設

撮影/山田耕司