移動手段、音とニオイ、インフラ。移住先を選ぶ時に必ずおさえておきたい3つのこと

 

移住や二拠点居住を考える時、目的や夢が先行しがちですが、心地よく住める場所でないと続けられません。

そこで、一般的には下記のようなことに注意しながら居住先を選ぶと良いといわれています。

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【仕事】

都心より雇用先が少ない地方都市では、サラリーマンとして働ける可能性も低くなります。

居住先から時間をかけて都心に通勤するのか、独立して仕事をするのかはしっかり考えておきたいところです。

 

【物価】

東京には目の玉が飛び出るほどの高級品もありますが、安いものもたくさんあります。

日用品や食品は、運搬費用を考えると地方都市のほうが高くなる場合もあります。

 

【地域の移住者サポート体制】

二拠点居住の際の交通費や、移住して家を建てる人への補助金が出る地域があります。

例えば長野県佐久市では、2018年3月までに移住される方を対象に、新築物件取得の際は最大40万円、新幹線通勤費は最大30万円の補助があります。

ただ、3つ目のサポート体制については、自治体がどのような考えを持ってサポートを行っているかにより、住み心地が変わってきます。

そのあたりについては、また次回お話したいと思います。

以上を踏まえた上で、移住を失敗させないために考えておいたほうがいいことが3つあります。

 

■失敗しないコツ1:無理のない移動手段を確保する

車を持っていない人は、電車と徒歩で生活に必要なものが手に入るかどうか。

病院や学校、役場、好みのお店やカフェなどにも行けるかを調べておきましょう。

移動手段だけでなく、交通費や移動時間も許容範囲に収まる場所が良いです。

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鉄道は、山手線なら何駅か乗っても百数十円ですが、都心を離れれば1駅200円、300円かかるのも普通です。

筆者の最寄り駅もターミナル駅から3駅でしたが、片道360円、往復で720円かかります。

これでは、気軽に買い物へ行ける距離ではありませんね。

家賃が安いから折り合いが取れるという場合は良いのですが、気になりだすと外出するのも億劫になってしまいます。

 

■失敗しないコツ2:苦手な音やニオイがないかを確認する

音とニオイはとくにがまんできないものです。

いずれ慣れるの「いずれ」っていつ? と、筆者はずっと思っていました。

音についてはうるさい場所はもちろん、静かすぎる場所もストレスになります。

周りに誰もいない不安、世の中から見放された場所なのかと……、

これは筆者が都会からの移住で眠れなくなった原因の一つでもあります。

臭いは、田畑や動物にまつわるものから海の生臭さまで、都会では馴染みのないものがあります。

洗濯物にもニオイは付きます。毎日そのニオイに囲まれながら住まうことが苦痛になるかもしれません。

気に入った場所が見つかったら最低1年間は仮住まいして、四季の移り変わりを感じてみることをオススメします。

 

■失敗しないコツ3:水道、ガス、電気の実態を調べる

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インフラが整備されていても、都心とは事情が違うことがあります。

県庁所在地がある地方都市でも都市ガスでなかったり、上下水道が整備途中の場所なら浄化槽を設置し、整備された段階で下水道に切り替える必要もあります(切り替えには費用もかかります)。

分譲地の広告にもよく「上下水道完備」と書かれているのを見かけるので、気にする人が多い証拠です。

ちなみに、筆者の住んでいるところはプロパンガスのエリアですが、誰かが運んでくる必要もないし安いので、都市ガスのほうが良かったなと思っています。

 

【参考】

※ 盛り上がる「地方創生転職」ブームにご用心 – 高木幸司(東洋経済オンライン)

※ 新:平成29年度移住促進サポートプラン(移住促進住宅取得費等補助金)について – 佐久市 経済部 観光交流推進課 交流推進係

※ 下水道法 – 法務省法令データ提供システム