だからモメる!入居時の敷金はスルーしがち…メモるべき3つのポイント

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退去の時に気になることといえば、“敷金”。

「綺麗に使っているはずなのに、敷金が全然返ってこなかった……」、「これも敷金から引かれるべきものなの?」など、分からないことや不満に感じることも多いはず。

しかし、「敷金を取り返す」というと“退去時”のトラブルのように感じますが、実は“入居時”からトラブルの火種はかかえているものなのです。

つまり、入居時にしっかりとポイントを押さえれば、退去時のトラブルはグッと減るということ。

入居時についついスルーしがちでも、あとからボディーブローのように効いてくる“敷金トラブル回避”のためのポイントを3つ、ご紹介しましょう。

 

■1:契約書は「敷金の条項」をしっかりチェック!

物件を借りる時に必ず取り交わしを行う「賃貸借契約書」。難しい文字がズラリと並んでいるからと、よく読みもしないまま印鑑をついていませんか?

敷金のトラブルで“泣きを見ない”ためにも、契約書チェックは必ず行いましょう。

「契約書なんか見ても分からない!」という方もいるかもしれませんが、敷金を取り返すためのチェックポイントは1つ。

前回の記事(弁護士が教えます!「こんな時は敷金返ってくるの?」)でもご紹介したとおり、「借主に“通常損耗”以上の原状回復を求められているかどうか」という目線でチェックしてみてください。

納得いかない場合は、仲介業者などに説明を求め、修正をうながしてみるのもテです。

「敷引き特約」が付けられている場合は、その敷引き金額が割に合うのかどうか、礼金代わりに引かれているのか、礼金は払った上でさらに引かれているのか、などに着目して、「なぜ、この金額を引かれなければいけないのか」という疑問をぶつけてみましょう。

場合によっては、案外あっさり認めてくれることもあるかもしれませんよ。

 

■2:「内覧チェック」は業者主導にしない!

入居前の内覧も、重要なポイント。

業者主導で「ココとココとココに傷がありますね~」と内覧チェックをする場合は、要注意! 言われるがままではなく、借り主の方からもきちんと厳しくチェックしておきましょう。

もし、確認していないところに破損があった場合、入居前に指摘しておかなければ、借り主が壊したものと決めつけられ、退去時に修理代を敷金から引かれるというリスクもあるからです。

最近は、借り主が内覧の際に気づいたことなどを記載して、大家さんに書面で示すパターンもあるようです。

 

■3:できれば「大家さんへの挨拶」もしておく!

意外と効果的なのが、これからお世話になる大家さんへ直接ご挨拶することです。

多くの賃貸物件は、大家さんが管理会社に家主業を代行してもらっていますので、入居から退去まで一切直接の関わりなく過ごすことになるでしょう。

しかし、実際に直接挨拶を交わし、年賀状のやり取りなどを行っておくと、全く顔も合わせずに過ごす場合よりは、退去の際にトラブルになりにくいはずですよ。

 

いかがでしたか?

これらをチェックしても、それでもトラブルになったら……。次回は最終手段、敷金を取り戻す手順をご紹介しましょう。